サステナビリティー重視度、日本はアジアの平均以下 アゴダ調査 廃棄物削減は実践

2025.03.24 00:00

 アゴダがアジアで実施した持続可能な旅行調査によると、旅行計画を立てる際にサステナビリティーを意識する日本の旅行者は39%で、全体平均の68%を大きく下回った。旅行の選択で持続可能性を最も重視する旅行者はフィリピン(86%)で、これに続くインド、台湾、マレーシアが80%以上を占めた。

 調査は2月に実施し、11カ国6081人の回答を得た。旅行の決定において持続可能性を重視しない旅行者は8%にとどまるが、日本は21%、香港は17%と目立った。一方で、廃棄物削減への関心は日本がアジアの中で最多。25%が再利用可能な水筒やエコバッグを持参して廃棄物を減らす工夫をしている。

 調査からはアジア全般で意識の変化が見られ、本物の観光やオフシーズンの旅行を求める傾向が強まった。日本も同様で、28%が特別な体験を、26%が地元経済の支援を重視し、26%がオフシーズンの旅行を選ぶと回答した。

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