中部空港、発酵食文化を訴求 みそ桶展示や多言語サイト開設
2025.03.17 00:00

中部国際空港会社は、愛知県を代表するみそ蔵「のだみそ」で約90年間使用するみそ桶を第1ターミナル国際線到着ロビーに設置した。中部地域の魅力を発掘し、訪日外国人へ発信する取り組みの一環で、地域への関心を高める狙い。
1928年創業ののだみそは、豊田市で日本最大規模の木桶数、天然醸造蔵を有する老舗のみそ屋。木桶の作り手が減少する現代において、実際に使用されている木桶のみそ桶を見られる場所は限られ、希少性がある。
木桶は直径2m、高さ1.5m。愛知県をはじめとする中部地域はみそをはじめとした発酵食文化が豊か。中部国際空港会社はみそ桶を設置した2月17日から訪日外国人向けメディア「MATCHA」の協力を得て、愛知県の発酵食文化を5言語で発信するサイトも公開。発酵食品などを楽しめる観光スポットやレストラン情報を紹介している。