2025年2月24日号>国内旅行の壁 日本人の旅は縮小を続けるのか
2025.02.23 00:00

「年収103万円の壁」の見直しもいいですが、観光・旅行業界にとって国内旅行に立ちはだかる壁も看過できない問題です。すでに日本人の国内旅行は少子高齢化や人口減少などにより、17年の6億4751万人をピークに減少。コロナ禍を経て23年は4億9758万人にまで縮小しました。リクルートは日本人国内旅行のダウントレンドにより、訪日外客が日本人の延べ泊数を上回る未来を予測しています。社会構造の変化や経済の長期停滞といった壁に私たちはどう向き合っていったらよいのでしょう。
【特集】
*国内旅行の壁
日本人の旅は縮小を続けるのか
海外旅行の低迷に続き今度は日本人の国内旅行の停滞が指摘されている。旺盛な訪日旅行需要で宿泊料金が高騰しているのに加え、主要観光地の過度の混雑、物価上昇に追いつかない賃金事情など、国内旅行を敬遠する消費者心理が働いているようだ。このまま日本人の旅は縮小していくことになるのだろうか。
▽縮小する国内旅行
塩谷英生(國學院大學観光まちづくり学部教授)
▽国内旅行の壁に挑む
柴崎聡(グローバルユースビューロー代表取締役社長)
永山久徳(グローバルツーリズム経営研究所主任研究員)
高橋敦司(JR東日本びゅうツーリズム&セールス代表取締役社長)
注目のニュース
日本遺産で初の認定取り消し
持続可能な旅、消費者は言行不一致
スルーガイドの役割に変化
主要旅行会社、回復率8割
誌上セミナー
*JNTO発外客攻略のヒント
『小都市ブームに見る韓国人心理』
コラム
*視座 高橋敦司(JR東日本びゅうツーリズム&セールス代表取締役社長)
*ぶらっとまち歩き 以倉敬之(まいまい京都代表)
*宿泊ビジネスの灯 井門隆夫(國學院大學観光まちづくり学部教授)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*3万フィートのおもてなし 中西克吉
*ビジネスパーソンの日々雑感 松浦賢太郎
統計・資料
*旅行業主要43社11月の取扱状況
*国・地域別訪日外国人客数
*渡航先別日本人訪問客数
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