星野リゾート、ホテル産業の中心地に新拠点 北米進出にこだわり
2024.10.28 00:00

星野リゾートは28年、米国本土で初の運営施設となる温泉旅館を開業する。場所はニューヨーク州の温泉地シャロンスプリングスで、マンハッタンとボストンから車で約3.5時間。日本のホテル会社が米国で温泉旅館を開業するのは初という。星野佳路代表は北米進出にこだわりを持ち、日本文化の温泉旅館が成功の要件と見ている。
星のや軽井沢に近いイメージで森の中に施設を開発し、客室数は20~70室程度を想定。ニューヨークやボストンに住む米国人を主なターゲットに据え、車で2~3泊程度の需要を狙う。
同地にはかつて先住民族が利用していた鉱泉があり、19世紀にリゾート地として栄えたが、近年は衰退気味。温泉の資源が豊富で日本によく似た四季があることが重要な決め手になった。
同社は世界で通用するホテル運営会社を経営ビジョンに掲げる。ホテル産業の中心地である北米に拠点を持つことが長期的なサステナビリティーに大事と考え、準備を進めてきた。日本のホテル業界は1980年代に北米進出を果たすも、必ずしも成功しておらず、挑戦したい考え。
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
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