日米観光交流年で旅行企画コンテスト、父と息子の宇宙旅が大賞 シンポジウムで需要回復議論も
2024.10.11 17:24

コロナ禍で落ち込んだ日米間の観光の往来拡大を目指し、ツーリズムEXPOジャパン期間中の9月27日、アメリカ旅行企画コンテストの最終審査とシンポジウムが開催された。日米観光交流年の活動の一環。
JATA(日本旅行業協会)が若者の海外旅行需要喚起を狙って主催したコンテストは、全国の学生からアメリカ旅行の企画を募集。73件の応募の中から最終選考に残った6件がプレゼンテーションを行い、村田歩夢さん(阪南大学国際観光学部国際観光学科)の「父と息子の宇宙旅行計画~お父さん派男子になるための7つのMission~」がグランプリを受賞した。米国が世界に誇る航空宇宙産業を題材にしている点や、父と息子という視点のユニークさが評価された。
また、シンポジウムでは米国の観光関係者が登壇し、今後の双方向観光の可能性について議論した。ブランドUSAによると、日本から米国へは、コロナ禍前は約350万人の渡航者があったが、23年は150万人。24年は1~8月で約120万人で推移している。英国、インド、ドイツに続く4位となっており、年末までに全渡航者の中で2位に浮上すると見通した。
日本から米国への旅行需要の回復には、円安や物価高のような課題があるが、近年のMLBの人気などもあり、着実に回復基調となっている。シンポジウムでは、活性化に向けて活発な意見が交わされた。
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