米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数

2024.07.22 18:54

 米国国土安全保障省税関・国境取締局 (CBP)は東京と大阪で開催されたブランドUSAのセールスミッションに合わせ、「グローバルエントリープログラム(GEP)」の面接を4日間に渡って行った。GEPは同局が定める事前審査を完了した旅行者が、米国到着時に専用優先レーンで迅速に入国手続きができるプログラム。日本を対象にしたGEPはパイロット版を15年から開始し、今年末までに本格運用を開始する予定。

 事前に申請と面接が必要で、取得後5年間有効。登録申請時に100ドル(返金不可)の支払いが必要となる。通常は米国の指定空港や米国大使館、領事館で行われるが、日米観光交流年の取り組みの一環とブランドUSAの協力により、特別に面接会を大阪と東京で開催した。

 クリスティーナ・ルナCBPトラステッド・トラベラー・プログラムズ課長補佐は、「テクノロジーを利用し、安全を確保しながら入国を簡素化できる」とGEPの意義を語る。事前の反響も多く、大阪では約100人、東京では約290人が面接を受けた。渡航目的はビジネスが多く、台湾からの参加者もあった。

 写真は左からブランドUSAスージー・シェパード・グローバル・トレード・ディベロップメント・ディレクター、米国商務省のアレックス・ラズリー旅行観光担当 副次官補、CBPのクリスティーナ・ルナ課長補佐

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