全国旅行業協会、会員数が下げ止まり 24年度の柱は旅行業の完全復活
2024.07.08 00:00

全国旅行業協会(ANTA)は6月27日に定時総会を開催し、24年度は旅行業界の完全復活を柱に据えて取り組むことを決議した。主な事業として、国内観光活性化フォーラムを25年1月に東京で開催する。島しょ部を含む東京への送客を促進し、国内観光需要回復の起爆剤とする。
会員数は20年から漸減傾向が続いていたが、今年4月1日現在5374社となり、前年同月の5370社を上回った。19年以降、退会数が新規入会・継続数を上回る状態が続いていたが、23年はこれが逆転した。
ただ、会員企業の売り上げの大部分を占める団体旅行や海外旅行の需要回復が遅れ、人手不足など課題も少なくない。二階俊博会長は冒頭、「わが国が元気を取り戻すために観光産業の隆盛が不可欠。産業の中核を担うANTA会員が互いに協力し、皆で盛り上げていきたい」と会員を鼓舞した。
なお、二階会長は衆議院議員の引退を表明しているが、ANTA会長も引退する意向を示した。新会長は来年の改選期までに選考される。
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