23年度の増収増益予測、宿泊業が最多 TDB調査 インバウンドが押し上げ要因
2023.05.01 00:00

帝国データバンク(TDB)が毎年3月に実施している業績見通しに関する企業の意識調査によると、23年度が増収増益と予測した企業は26.4%で、前回調査の22年度見通しから2.3ポイント増加した。回答数は約1万5000社。
業種別で見るとサービス業が32.8%で最も高く、運輸・倉庫が29.8%で続いた。サービス業では、全国旅行支援などで観光需要の高まりが期待される旅館・ホテルが51.9%で51業種中のトップとなり、人流の回復がプラス材料となっている飲食店が44.8%で2番目に多かった。
業績見通しを上振れさせる材料では、個人消費の回復(38.8%)が3年ぶりにトップとなった(複数回答)。インバウンド需要の復活(15.1%)、急速な変動がやや落ち着いた為替の動向(13.7%)も、それぞれ5.5ポイント増えた。
一方、下振れ材料では、原油・素材価格の動向や人手不足の深刻化などが上位に挙がる。ただ、コロナ禍を経て経済の正常化が加速していくなかで、インバウンドを含めた人出の増加は幅広い業種でプラスに作用していくとTDBは見ている。
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