宿泊業の高付加価値化へガイドライン 観光庁、登録制度で取り組み促進
2023.01.30 00:00

観光庁は「持続可能な稼げる産業」の実現を目指し、宿泊事業者が施設の高付加価値化に向けた経営を行っていく指針として、ガイドラインと登録制度を創設した。コロナ禍で大きな影響を受けた地方の経済が立ち直るためには、観光とその中核となる宿泊業の復活が必要だとして、支援を強化する。
ガイドラインは具体的な取り組み事項やその目的、経営上のメリット等について、経営状況、人事・労務環境、IT活用状況の3分野に整理してわかりやすく紹介したもの。紙台帳などアナログでの管理に代わる顧客管理システムの導入や一定の会計基準の遵守などを盛り込んだ。
登録制度により、企業的な経営形態への転換に積極的に取り組む事業者を見える化して支援する。登録の際に必要な取り組みと現状を比較でき、取り組み要件を実施することで、高付加価値化に向けた経営の一歩につなげる。宿泊施設を対象とした補助事業では登録の有無を申請時の加点要件とする。
カテゴリ#観光政策#新着記事
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