大阪のリーガロイヤルホテル、米ファンドに売却 大規模改修とIHG加盟で25年に備え
2023.01.30 00:00

ロイヤルホテルは、旗艦のリーガロイヤルホテル大阪を米国の不動産投資会社ベントール・グリーンオーク・グループ(BGO)に売却する。土地と建物の譲渡益は150億円の見込みで、有利子負債の返済など財務体質の改善と今後の成長資金に充てる。資本提携も行い、議決権ベースで33%の出資を受け、BGOが筆頭株主になる。
ロイヤルホテルが運営を受託し営業を続けながら、BGOが135億円を投じて約2年間にわたる大規模改装により競争力強化を図る。25年の大阪・関西万博やIR(統合型リゾート)開業など、今後のインバウンドの本格的な需要回復に備える。
IHGホテルズ&リゾーツにも加盟し、最上級のラグジュアリーセグメントに位置付けられている「Vignette Collection」(ヴィニェットコレクション)のブランドホテルとなる。25年3月の完了を予定する大規模改装後は、ホテルの名称を「リーガロイヤルホテル大阪-Vignette Collection」に改める。ヴィニェットコレクションは日本で初めて。
ロイヤルホテルは運営の効率化や資本増強で財務体質の改善に取り組んできた。資産保有と運営の一体型から運営特化型にビジネスモデルを転換することが、将来的な企業価値の向上を図るうえで最適と判断したという。
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カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
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