スターフライヤー、機内ペット同伴フライト本格開始 アレルギー対策を徹底
2022.02.07 00:00

スターフライヤーは、日本初となる国内線定期便機内ペット同伴サービスを3月27日から羽田/北九州線のうち1日2往復で開始する。50cm×40cm×40cm以内のケージに入れた小型犬・猫を機内に持ち込み、隣の座席で一緒に旅行ができる。料金は1匹5万円。これまで他社が手掛けていないマーケット開拓にチャレンジし、サービス向上と収益拡大を目指す。
機内に持ち込めるのは1便につき1匹まで。無駄吠えなどをしないよう十分にトレーニングされていること、毛の飛散防止や臭い対策としてブラッシングなどを行ったうえでペット用おむつを着用すること、狂犬病予防ワクチンなど各種ワクチン接種を終えていることなどが条件となる。
ケージは座席にシートベルトで固定し、開けられないようシールロック(結束バンド)を装着するため、ペットが機内で逃げ出すような心配はない。ケージの窓と入り口部分はメッシュ素材のものを指定し、毛の飛散を抑える。専用ケージの貸し出しも用意している。
最大の課題・懸念は動物アレルギーのある乗客への影響だったが、医師・獣医師の指導の下で徹底した取り組みを講じ、これなら大丈夫であろうとのお墨付きを得た。使用する客室内最後列27列目・窓際の座席にはシートカバーを掛け、クッションを敷いた上にケージを固定する。降機後には専用の器具も使ってシートを重点的に清掃・消毒・消臭する。
利用者からの関心も高く、サービス開始初日の3月27日は発売後、間もなく予約でほぼ埋まった。利用料金の5万円はペット事業者へのヒアリングや、過去の国内大手航空会社によるチャーターフライトの事例なども参考にして決めたという。
【あわせて読みたい】スターフライヤーが機内ペット同伴、22年実施へ検証 新サービス開拓に挑戦
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