ハイアット、アップル・レジャー・グループ買収へ ラグジュアリー市場拡大
2021.09.06 00:00

ハイアット・ホテルズ・コーポレーションはアップル・レジャー・グループ(ALG)を27億ドルで買収する。ALGの株式保有者と合意した。ALG は複数のブランドの下、観光チケットやパッケージツアー、ホテルなどの事業を幅広く手掛けている。ハイアットは買収により、オールインクルーシブリゾートで世界最大の運営企業となり、欧州で高級ホテル事業を60%拡大するとともに、メキシコとカリブ海で最大のブランドになることを目指している。
買収対象にはALGの全子会社が含まれる。ブランドではアップル・バケーションズ、ファンジェット・バケーションズ、トラベル・インプレッションズのほか、ユナイテッド航空やサウスウエスト航空などに提供するパッケージサービスが含まれる。
ALGのアレハンドロ・レイナルCEOは、「ハイアットの深い専門知識とグローバルな事業基盤にALG の強力なリゾートブランド、運営能力、強固な開発計画を組み合わせることで地位が高まり、ラグジュアリーなレジャー旅行のリーダーを生み出す」と述べている。ハイアットによると、24年末までにさらに20億ドル規模のホテル資産の売却機会が得られるとしている。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「HYATT ACQUIRES APPLE LEISURE GROUP FOR $2.7B」
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
-
?>
-
募集+手配の同時契約に光明 グローバルユースビューロー、高リスク商材を積極販売
?>
-
Oooh、チャットとAIで現地に直接オーダーメード 「自由な旅を身近に」を実現
?>
-
JATAがカスハラ基本方針 旅行会社に策定促す 秋めどにモデルマニュアル公表
?>
-
雨風太陽、OTA事業を開始 百戦錬磨から宿泊予約サイト譲受
?>
-
日本旅行、営業利益8割減 24年12月期 受託事業縮小が影響
?>
-
商船三井クルーズ、新たに1隻投入 シーボーンから購入 26年運航開始
?>
-
HISが積立有給休暇制度 働きがい向上へ 時間単位の取得も
?>
-
ホテル開発投資、東京が人気トップ 需要回復と宿泊料上昇で CBRE調査