2020年12月14日号>富裕層誘致を考える 地域の発展につなげられるか
2020.12.13 00:00

いささか唐突な印象もあった菅官房長官(当時)の「世界レベルの高級ホテルを50カ所新設する」発言から10カ月。
観光庁は上質なインバウンド観光サービス創出に向けた観光戦略検討委員会を立ち上げました。
視線の先にあるのは海外の富裕層です。
JNTOによると、欧米5市場の富裕層旅行者のうち日本が取り込めているのはわずか1.4%にとどまるとか。
久しぶりとなるシリーズ企画特集では、課題多き海外の富裕層誘致について地域の発展という観点から問題提起してみました。
【特集】
*富裕層誘致を考える
地域の発展につなげられるか
ポストコロナを見据えたインバウンド施策をめぐり、富裕層の誘致に向けた議論が本格化してきた。富裕層はインバウンド消費拡大のための有望市場として注目される。しかし、取り組みが遅れがちだった日本への誘致には課題も少なくない。
▽高級施設開発へ地域とマッチング
▽富裕層旅行の本質
福永浩貴(アールプロジェクトインコーポレイテッド代表取締役/ザ・リョカンコレクション代表)
▽地域の発展に向けた問いかけ
Theme1 既存ホテルでは対応できないのか
塩島賢次(日本ホテル顧問/JRホテルグループ事務局長)
Theme2 価値観を共有する人材を育てられるか
高野登(人とホスピタリティ研究所代表)
Theme3 誘致は地域に何をもたらすのか
丸山俊郎(信州白馬八方温泉しろうま荘総支配人)
注目のニュース
文化観光、新たに15計画認定
SDGs対応、42%が後退・中止
19年国際会議、過去最高の3621件
9月旅行取扱額、78.9%減
誌上セミナー
*JNTO発外客攻略のヒント
『スペイン市場の現状と変化』
コラム
*視座 高橋敦司(ジェイアール東日本企画常務取締役営業本部長チーフ・デジタル・オフィサー)
*SCRAP ニュースにみる海外の旅行ビジネストレンド
*宿泊ビジネスの灯 井門隆夫(高崎経済大学地域政策学部教授)
*ビジネスパーソンの日々雑感 平塚雄輝(otomo代表取締役CEO/インバウンドガイド協会事務局長)
統計・資料
*国・地域別訪日外国人客数
*渡航先別日本人訪問客数
*旅行業主要48社 9月の取扱状況
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