2020年11月2日号>観光業界人お薦めの1冊 コロナの時代が続くなかで
2020.11.01 00:00

仕事柄、多くの献本をいただきますが、弊誌でも時折執筆いただく玉置美智子さんの著書『シャツとダンス』(文藝春秋)は楽しめました。
鎌倉シャツを世界的ブランドに育てた貞末良雄氏の半生を描いたもので、低価格高品質のシャツで聖地NYマディソンアベニューへ出店を果たす物語。
米国人が銀座ですし屋をやるようなものとまで言われたNY店もコロナの影響で年内閉店が報じられましたが、ビジネスの足跡をまとめた本書はこの閉塞の時代にお薦めしたい1冊です。
特集の番外編ということで。
【特集】
*観光業界人お薦めの1冊
コロナの時代が続くなかで
コロナとの共生の時代に入り、観光産業を取り巻く環境が激変している。目指すべき未来はこれまでの延長線上にはなく、私たちは何をよりどころに未来を描けばいいのだろうか。読書の秋恒例の選書企画。キーパーソンお薦めの1冊から、ヒントを得てみたい。
▽9人のキーパーソンが選ぶ1冊
西田真吾(ZIPAIR Tokyo代表取締役社長)
浅川恵司(クラブツーリズム・スペースツアーズ代表取締役社長)
手塚究(AirX代表取締役)
楠木泰二朗(琴平バス代表取締役)
浅生亜也(サヴィーコレクティブ代表取締役)
岡部智(ギャラクシーエンターテインメントジャパン総支配人)
有川鴻哉(ホットスプリング代表取締役CEO)
野々村菜美(バリーズ代表取締役CEO)
竹本勝紀(銚子電気鉄道代表取締役社長)
論文
*ツーリズムにおけるサービス・ドミナント・ロジックの適用と実践(前編)
仲條誠司(東京工業大学環境・社会理工学院博士後期課程)
注目のニュース
修学旅行めぐり自治体が誘致策
空港型市中免税店、撤退相次ぐ
東京都、オンラインツアーを促進
8月百貨店外客売上86.1%減
誌上セミナー
*中国人客の購買パワー獲得術
『医療ツーリズムの可能性』
コラム
*視座 神田達哉(サービス連合情報総研業務執行理事・事務局長)
*デスティネーションマーケティングの現場から 村木智裕(インセオリー代表取締役)
*ビジネスパーソンの日々雑感 松澤ダンフォード亜美(コミュニティーストラテジスト/ランチトリップ共同代表理事)
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