ワタベ、リゾート挙式の相談増加 小規模スタイル人気で実施時期は来年
2020.06.15 00:00

アルタイムで共有しながら、提案や手続きを行う
ワタベウェディングによると、緊急事態宣言発令後の外出自粛期間中にリゾートでの挙式を検討したカップルが増加した。18年11月からオンラインで相談を受けるリゾ婚オンラインカウンターを運営しているが、4月の相談件数は前年同月比13.3倍、5月は8.3倍となった。主に来年に実施する挙式に関する問い合わせが多かったという。新型コロナウイルスで3~5月に予定されていたリゾート婚の多くは延期・キャンセルを余儀なくされ、それに伴う相談が反映されている側面はあるが、リゾートを好んで実施を望むカップルも少なくないようだ。
リゾート挙式の特徴は、家族を中心に少人数で行う点にある。コロナ禍でリゾート婚を検討する理由について、同社は「招待客をたくさん集めることへの責任と判断が難しいなか、家族だけなら、さほど遠い未来の開催ではなくなる」といった顧客の声を例に挙げ、「リゾート挙式の特徴が現状に合っている」と説明する。また、この時期に相談する理由については、「不安な時にでも協力して心に残る結婚式を挙げたい」「来年の目標を定めて、このような時期だからこそ楽しみをもって過ごしたい」という声があるという。
コロナ流行前もリゾート挙式は好調に推移。感染拡大を受け、同社は挙式地の状況に応じて無償でエリアの変更や日程の延期に応じてきた。海外リゾートでの挙式を予定しながら、渡航制限の影響を受けた成約者の多くは、今秋に延期しているという。
リゾート挙式先の傾向については、コロナ流行前と変わらずハワイの人気が最も高く、グアムも高い傾向にある。一方で、もともと予定していた海外挙式を国内に変更する理由から、沖縄の人気も上昇している。
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