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概要

TJ20140616_BN

全く捉えられていない2人(1.9%)無回答1人(1.0%)よくわからない3人(2.9%)十分に捉えられている1人(1.0%)捉えられている27人(26.2%)どちらともいえない16人(15.5%)あまり捉えられていない53人(51.5%)● 現在の海外旅行業界は市場ニーズを捉えられているか今と変わらない4人(3.9%)よくわからない7人(6.8%)その他1人(1.0%)おおいに変化する32人(31.1%)変化する59人(57.3%)● 今後10年間に海外旅行ビジネスに関する市場ニーズは変化するかなど、より具体的な意見も見られる。また「LCCや訪日旅行の増加などの外的環境が巡り巡って市場ニーズまで変化させる可能性が大きい」(ワールドトラベルシステム・神田貴宏専務取締役)など、外的環境がもたらす変化への言及も多く見られた。 では、変化する市場ニーズに合わせ、海外旅行ビジネスはどのように変化すると考えているのか。「今後10 ~ 20年間に海外旅行ビジネスは進化するか」との問いに、「おおいに進化する」「進化する」と予想した人は合わせて66.0%。「今と変わらない」が5.8%、「ゆるやかに退行する」「退行する」の合計が15.5%となった。 「進化」の内容を聞くと、「ウェアラブルデバイスによる、意識や感覚に働きかける販促方法の浸透」(流通)、「テクノロジーの進歩による言葉の壁の排除で、自由に個人旅行を楽しめる」(GDS)、「電子パンフ、電子決済、電子添乗員」(エティハド航空・稲葉則夫日本支社長)、「ユーザーフレンドリーで安全なITプラットフォームの提供で無店舗完結型に転換」(オーストリア航空・村上昌雄日本・韓国支社長)などITC の進化に着目する回答が多い。「よりサプライヤーに近い会社が商品の提供力を持ち、コンサルティング力の強い会社が生き残る」(ミキ・ツーリスト・檀原徹典代表取締役社長)といった将来予測も見られた。ホテル業界からは「Airbnb などの普及で宿泊に関する概念が変わる」という意見も挙がっている。 「(ゆるやかに)退行する」理由については、「海外旅行意欲が感じられない」(ケイライントラベル・北野俊信専務取締役)、「業界としてのイノベーションおよび変化への対応が不十分。改革の気配がない」(プリンスホテル・武井久昌専務執行役員)などが挙げられている。 アンケートでは、「海外旅行ビジネスの新たな半世紀をどう展望するか」と、大局的な問いも投げかけている。その結果、「大変希望が持てる」「希望が持てる」の合計が60.2%と、「全く希望が持てない」「あまり希望が持てない」合計の24.3%を大きく上回った。 「新たな半世紀の扉を開くにあたって変えてはならないビジネスの形」の問いについては、「いかにデジタル化が進んでも旅商品はアナログの世界を失ってはならない」(グローバルユースビューロー・古木康太郎代表取締役会長)、「顧客にソリューションを提供し続けること」(イオンコンパス・池畑和平和産業への思い新たにTRAVEL JOURNAL 2014.6.16 61次の半世紀へPart 2 ● 思い|特|集|