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概要

TJ20140616_BN

トラベルジャーナル50周年 特別企画これからも異文化交流が使命 日本の旅行会社向けのマーケティング活動で、早くから存在感を示してきたドイツ観光局。 黎明期の旅行業界に仕掛け、今では欧州の人気定番コースとして定着したロマンティック街道、東西ドイツ統一で活況を呈した90年代、サッカー・ワールドカップ開催に沸く一方、世界規模の事件に揺れた2000年代と、さまざまな時代を駆け抜けながら、試行錯誤を繰り返してきた。 インターネット時代を迎え、情報が溢れるなか、旅行者のニーズは二極化。一部の先鋭化したリピーターが存在する一方、若い世代の間では、海外へ関心が薄い内向き志向が顕著で、かつてのような大きな人気商品が生まれにくい状況だが、「欧州に元気がなければ、日本の旅行業界も元気にならない」と自負。ドイツ統一25周年という節目の年を迎えるなか、これからもドイツの魅力を旅行業界に訴え続けていく。 日本国内では、欧州各国の観光局が横の連携を深める場として「チーム・ヨーロッパ」が発足。ドイツ観光局も今年、加盟した。ヨーロッパ各国が連携し、日本の消費者に、もっと国外にも関心を持ってもらうよう働きかける一助になればと考えている。 国内では訪日外客誘致への注目が高まっているが、「インバウンドもアウトバウンドも、異文化交流の必要性を感じ、そこから学び、発展しようという根本姿勢は共通のもの。インバウンド大国になるためには、海外に向けて発信できる力が必要で、そうした人材育成には、日本の中に閉じこもっているのではなく、異なる価値観を持つ人々の中へ、どんどん飛び出していくことが大事。ドイツへ、欧州へ、世界への関心を拡げていきたい」としている。欧州観光をリードしてきたドイツ観光局 ~ベルリンの壁崩壊、ドイツ統一25周年を迎えて~1972~1988戦後ドイツの悲願を結集した「ロマンティック街道」PRこれまで発行してきた旅行会社向けセールスガイド ドイツ観光局は今年で日本支局を開局して41年目。開局準備室をオープンした73年の日本人のドイツにおける宿泊数は、年間43万1733泊にすぎなかったが、2013年実績で130万7950泊まで市場は拡大した。日本支局長は、現ペーター・ブルーメンシュテンゲル氏が歴代5人目。 1974年、日本支局が最初に手掛けたプロモーションが、今やドイツ観光の代名詞に育った「ロマンティック街道」。76年には女性誌non-noでドイツ・ロマンティック街道特集を組み、旅行会社のパンフレットをノイシュバンシュタイン城やローテンベルクの街並みの写真が飾った。 ヴュルツブルクからフュッセンまで28都市をつなぐ全長410kmの街道。サイクリング専用路が460km、ハイキングルートが480kmある。 もともとは1950年、終戦後のドイツで、当時のヴュルツブルク、ローテンブルク、アウクスブルク、フュッセン市長の掛け声により、観光街道としての「ロマンチック街道」協会が創立。アメリカ市場向けにPRを開始したのが始まり。戦争で破壊されたローテンブルクなどの街並みを、かつての美しいものに修復すると同時に、ヒトラー独裁時代に破壊されたイメージも再生し、新しい時代を迎えたドイツの魅力を知ってもらいたいという関係者の願いが込められたものだった。ロマンティック街道とは女性誌『non-no』で取り上げられたwww.germany.travel今やドイツ観光の代表となったロマンチック街道cRomantische Strase Touristik Arbeitsgemeinschaft Gbr