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概要

TJ20140616_BN

TRAVEL JOURNAL 2014.6.16 15LCC利用者拡大も優先度低下エイビーロード調査、熟年層の既存航空支持率アップイビーロード・リサーチ・センターが実施した調査で、国際線ローコストキャリア(LCC)の市場認知度と利用経験率は年々高まっているものの、今後の利用意向が低下傾向にあることがわかった。利用者の満足度が低下していることが背景。熟年層を中心に、LCCより既存航空会社を優先して利用する意向が拡大している。 調査は、13年に海外旅行をした関東・関西・東海地域の18歳以上の男女7902人を対象に実施した。回収率は65.8%。日本路線に就航している外資系LCC と国内を拠点とするLCC の合計16社について、1社以上認知している人は前年と同率の86.5%と高く、利用経験率は18.0%と4.3ポイント上昇した。LCC が市場に定着し、経験値が高まっている状況がうかがえる。利用経験率が最も高いのは18 ~ 29歳男性の25.7%で、同女性も21.0%。年代が高まるにつれ経験率が低く、若年層がコア市場となっている。 一方、実際に利用した人の満足度は、年代を問わず低下傾向にあることが顕著になった。「満足」との回答が全体の78.1%と8割近くを占めるものの、前年に比べ4.8ポイント減少。年代別に見ると、30代男性と40代女性を除く年代層で満足度が低下し、50歳以上女性は15.0ポイントも下げた。 これを受けて今後の優先利用意向は、LCCを優先するか既存航空会社と並列で検討する向きが減少。これとは対照的に伸びたのが「既存航空会社を優先するがLCC も検討」(5.0ポイント増)との回答で、「既存航空会社のみを利用」も3.4ポイント伸びた。既存航空会社を優先させる意向は18~29歳女性を除く全年代で増加。とりわけ40歳以上に既存航空会社を支持する傾向が強く見られた。エ(上野良子) 日本百貨店協会が発表した4月の外国人観光客の来店動向によると、調査対象46店舗の総売上高は60億9238万円で、前年同月から約1.5倍に拡大した。09年1月に調査を開始して以来の過去最高。これまでの最高値である今年2月(45億5622万円)を大幅に上回った。 購買客数は64.8%増の7万7731人。桜のシーズンで訪日旅行需要が高まり、百貨店への来店客も台湾と中国が好調だったほか、同月の訪日客数が単月過去最高を記録したタイの購買需要が伸び、特に大都市の商況を牽引したという。消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動から、国内客を含む百貨店の総売上高は12.0%減と6カ月ぶりのマイナスを喫したのに対し、外客売り上げの好調が際立った。百貨店外客売上、過去最高に60億円の大台 客数65%増●外国人観光客の購買動向資料:日本百貨店協会※調査対象:外国人観光客誘致委員会委員店46店舗※売上高・購買客数ともに免税手続きベース。主力商品の化粧品・食品等は免税手続き対象外のため含まれない。22517520015012510075050(%)売上高購買客数4月の売上高・購買客数●購買客数合計7万7731人(前年同月比64.8%増)1店舗平均1690人●売上高総額60億9238万円(前年同月比54.3%増)1店舗平均約1億3240万円資料:リクルートライフスタイル(%)0 20 40 60 80 100 13年12年5.8 38.9 36.2 14.8 4.25.6 35.4 31.6 19.8 7.6LCC 優先で既存航空会社も検討LCCと既存航空を並列で検討既存航空優先でLCCも検討既存航空のみ利用LCC のみ利用●今後の優先利用意向100.0%増70.2%増77.1%増106.2%増72.9%増142.3%増97.5%増111.4%増100.0%増122.7%増118.2%増80.3%増117.1%増105.9%増94.5%増87.2%増113.7%増150.9%増56.1%増69.8%増64.8%増85.7%増54.3%増122.7%増2013年2014年5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月