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概要

PUG181105

14階と15階のプールデッキで行われた夏祭りの盆踊り大会。背景には釜山の夜景がきらめくロックなステージが展開するプロダクション・ショー上/個室のバルコニーで優雅な朝食を下/メイン・ダイニングでは英国式のアフタヌーンティーが楽しめる 9月12日発のショートクルーズは、韓国・釜山と三重県の四日市に寄港し、関門海峡を通る5泊6日のコース。3連休を含むスケジュールとあって、定員約2700人の船は満室だ。約6割を占める日本人旅行者はリタイア組のシニア層がメイン。しかし、小さな子供連れや3世代のファミリー、女性同士、カップルなどの姿も目についた。 今年は5泊6日のショートクルーズに、明治維新、夏祭り、ハロウィンといったテーマで楽しむクルーズを新設したのが特徴だ。ホテル・ジェネラル・マネージャーのクレイグ・ドーフィニー氏が言う「日本発着コースは常に新たなチャレンジをしている」象徴だろう。 夏祭りの本番は、釜山に寄港した3日目の夜に行われた。20時からヨーヨー釣りや豆袋投げ、スイカ割りに歓声が上がり、21時30分からの盆踊り大会は最大級の盛り上がり。前日、前々日と踊りの教室が行われた効果もあり、デッキには巨大な踊りの輪が作られた。身振りを真似て踊る外国人旅行者の姿も見られ、何とも微笑ましい。 乗船した日本生まれのダイヤモンド・プリンセスは、ほぼ1年を通して日本発着コースを運航している。ショートクルーズも多数用意され、クルーズのビギナーや現役世代の開拓に余念がない。18年は四日市や石巻など6つの港に初寄港したほか、テーマを設定するなど、柔軟なコース設定やサービスの強化に努めている。 6日間の滞在で印象的だったのは、世界が認める一流の食とエンターテインメントだ。特に驚いたのは食のバリエーション。ブッフェの「ホライゾンコート」は1日に5回入れ替え、メニューも日々変わる。メイン・ダイニングは毎日メニューが一新されるため、毎晩ここで食事をしても飽きがこないが、これらに加えて3カ所のスペシャリティ・レストランが用意されている。 和食派にも細やかなメニューがそろプリンセス・クルーズが日本発着コースを始めて今年で6年。年々運航期間を伸ばし、寄港地やコースのバリエーションを増やしている。今年の目玉はテーマクルーズ。その代表である夏祭りをテーマにした5泊6日のショートクルーズを体験した。取材・文・写真/竹内加恵豊富なショートクルーズで後押しビギナーにもプリンセスの旅を一流の食とエンタメに浸る12