ブックタイトルPUG180430

概要

PUG180430

週刊トラベルジャーナル臨時増刊号旅行販売店のためのパワーアップガイド発行日：2018年4月30日発行人：森谷博発行・制作：株式会社トラベルジャーナル　　　　　　〒102-0082　　　　　　東京都千代田区一番町13番地3　　　　　　ラウンドクロス一番町2Fデザイン：Concent, Inc.表紙フォト：?iStock.com/EllenSmile印刷：欧文印刷株式会社、株式会社リージョンADVERTISERTravelport Japan ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2～3Hyatt Regency Waikiki Beach ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11Alohilani Resort Waikiki Beach ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12～13Marriot-Waikiki Complex・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14～15Alamo Rent A Car・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20～21Heatz Rent A Car ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22～23Tokio Marine Nichido ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24航空券販売が変わる知っておきたい 多様化する航空サービス追い風吹くハワイ販売＆接客に役立つ現地最新動向主要各社の一押し商品check!多彩なヨガの楽しみ方最新鋭カーナビで快適ドライブ旅行ドライブで体感 ひと味違うハワイ467810161718CONTENTS2ChangeGDS情報量が増加数列からリッチコンテンツに　航空座席や運賃をめぐる選択肢がここまで複雑化・多様化すると、旅行者は何が一番良い選択なのか、誰かの手助けなしには判別できなくなる。この状況は旅行会社にとっては出番到来といえる。旅行のプロ、航空券販売のプロとして新たなビジネスチャンスが生まれているからだ。　インターネットの普及に伴い、旅行者が自ら旅行情報を収集しやすくなり、旅行会社より優位に立つことも多い。しかし、複雑化した航空券情報は旅行会社が優位に立てる分野の一つ。旅行会社にはGDS という心強い味方がいるからだ。　主要なGDSは、複雑化する航空座席や運賃の情報を積極的に取り込み旅行会社に提供するため、しのぎを削っている。自社ウェブサイトでの販売を基本とするためGDS とは相性が悪いとされてきたLCC とも契約し、FSC と同様にLCC の座席情報もGDS を通じて提供するようになり、付属サービスも取り扱えるように機能を進化させている。さらにブランデッドフェアにも対応すべくFSC やLCCとの契約を拡大している。　その結果、すべての航空会社はカバーできないにしても、多くのLCC、多様なアンシラリーサービス、主要なFSCに関する最新の航空座席情報・航空運賃情報をGDS 画面から引き出せる。しかも、そうした情報は無味乾燥な文字列や数列ではなく、たとえばシートや機内食の写真といったビジュアル情報もふんだんに取り入れたリッチコンテンツとして提供され、情報を直感的に把握しやすい。3Change手配から提案へ迷える顧客を誘導する役割に　こうした状況を踏まえ、最新のGDS 機能を活用すれば、旅行会社の航空販売は顧客の依頼に基づく単なる手配から、コンサルティング中心の対応に変えることができる。顧客の要望をヒアリングし、GDS に格納されている膨大な情報の中から顧客のニーズにマッチしたプロダクトを探し出して勧める。または、「あと○○円の追加料金で空港ラウンジも利用できます」「この時間帯のフライトなら機内食とアメニティーもセットになった料金プランを選んだ方が安心で、追加料金も○○円で済みます」といった具合に、顧客自身も気付いていなかった要望を引き出してアップセルにつなげることができる。　積極的な販売への切り替えもスムーズに行える。たとえば、顧客から矢継ぎ早に付属サービスの追加料金について尋ねられたり、各航空会社の料金差について質問された際、「調べて後で回答します」では顧客がしびれを切らして販売機会の損失につながってしまう。しかし、その場で即答したうえで、「それならA 航空会社のS というブランデッドフェアの方が、○○円高いだけで同じサービスに加えて荷物の重量制限も〇kg 増えます」といった新たな提案につなげることができる。GDS の最新機能をどこまで生かして航空券販売の拡大につなげるかは、旅行会社の腕にかかっている。5