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概要

Mexico_180625

先住民族の踊りの祭典「ゲラゲッツァ祭」  オアハカはプエブラから南東に350km下った地にある。今も多くの先住民の暮らしが守られ、古代から受け継がれた文化が息づく。先住民でメキシコ史上初の大統領となったベニート・フアレス、画家のルフィーノ・タマヨもオアハカの出身だ。フアレスが若かりし日を過ごした家やタマヨの収集品を展示した家は現在、博物館として一般に公開されている。 オアハカでは、メキシコの中でも先住民文化とキリスト教が独自に融合した姿をより強く見ることができる。その象徴ともいえるのが、歴史地区にあるサント・ドミンゴ教会。16世紀後半から建設に要した時間は実に1世紀以上。地産の緑の石が多く用いられており、見どころは内部装飾。入り口の天井にある「生命の木」には、金箔を施した木彫りレリーフで樹木の枝先に聖人たちが配置され、メキシカン・バロックの傑作といわれる。 オアハカは遺跡も身近にある。歴史地区とともに世界遺産に登録されたモ今に息づく先住民族の伝統険しい山に囲まれたオアハカはメキシコシティの南450kmにあるコロニアルシティ。カラフルな街並みや古代遺跡、先住民の文化が色濃く現れた民芸品など、メキシコの魅力が凝縮されている。