ブックタイトルMEXICO180618

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概要

MEXICO180618

歴史的建造物地区が世界遺産に登録されているQueretaroケレタロ オトミ族の後にアステカ族が合流するなど、もともと先住民が住んでいたが、フランシスコ修道会によるキリスト教の布教の基地となったことで先住民とヨーロッパの文化が共存する街として発展した。そのため、教会建築にも先住民の宗教観とキリスト教が融合した特有のバロック装飾が生まれた。17世紀に建立されたサンタ・クララ聖堂にある黄金で飾られた祭壇には、心臓を神に捧げた先住民の風習を反映したケレタロ流の装飾が施されている。黄金と極彩色で飾られたバロックの祭壇のあるサンタ・ロサ・デ・ビテルボ聖堂にも、独特の意匠が見られる。観光の中心は石畳の旧市街だ。たくさんの教会や修道院が残され、多くは博物館などの公共施設になっている。 ケレタロはメキシコ独立の重要な舞台のひとつでもある。1810年、ミゲル・イダルゴ神父が同志のイグナシオ・アジェンデらと打ち立てた独立運動の計画を練ったエピソードは有名。その場となった地方長官の妻ホセファの邸宅は現在、州庁舎となっている。 中心から東へ約12km にある石造りの水道橋はケレタロのシンボル。74のアーチは見ごたえがある。メキシコシティ大西洋太平洋ケレタロ陶磁器などの民芸品は日本でも人気が急上昇。なかでも現地で今最も注目を集めているのがセルビン焼き。青とオレンジ色をベースにした精密な絵付けが特徴。直営店がグアナファト市内にある。メキシコに34カ所あるユネスコ世界遺産。その中でも、ケレタロの文化財地帯、サンミゲル・デ・アジェンデ歴史地区とヘスス・ナサレノ・デ・アトトニルコ教会地区、古都グアナフアトと近郊の銀鉱群、サカテカス歴史地区の4つが銀の道北ルートに集中。中央高原のグアダラハラで生まれた楽団。バイオリンやギター、トランペットなどで構成される。数百年かけて進化した伝統楽団形式で、11年に無形文化遺産に登録された。cMexico Tourism Board:Ricardo Espinosa-reo先住民文化と共存北ルートの中でも、ケレタロは中央高原の銀鉱山とメキシコシティを結ぶ交通の要。それだけに新たな文化がもたらされ、建築物に映し出されている。メキシコのワイン生産は実はアメリカ大陸で最古の歴史がある。ケレタロに近いテキスキアバンでは、毎年ワインとチーズの祭りが盛大に開かれ、サンミゲル・デ・アジェンデ郊外の小規模ワイナリーも新たな注目を集めている。2ワイン1世界遺産 メキシコ料理は最初に世界遺産に登録された料理のひとつ。なかでも中央高原の定番は焼きトルティーヤ(ケサディーヤ)。ハーブの一種「エパソテ」で出汁を取った野菜スープも味わいたい。3料理5民芸品 4マリアッチ銀の道を彩る5つのキーワード[PR]