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概要

GPR1910

左/増築した到着ロビー。左側の扉を出てバスターミナル等に向かう 右/ UD 対応強化でエレベーター内部にはテレビ電話のモニターとカメラも 第3ターミナルは、2015年4月のオープンから4年以上が経過し、予想を上回る各社の事業規模と需要の成長により、年間取扱能力として想定していた750万人を超えるお客さまにご利用いただいている。そのため、出発されるお客さまと到着されたお客さまが同一の動線で往来する2階出発ロビーでは、お客さまの集中する時間帯にチェックインカウンター付近などで混雑が発生していた。 これは、限られた敷地の中で、できるだけコストを抑えて整備するという、LCC専用ターミナルとしてのコンセプトを踏まえた結果、1階の手荷物受取場を通過された到着のお客さまが、ターミナル外に移動する場合は、2階の出発ロビーを通過する必要がある構造となっていたためであり、今回、混雑緩和を図る抜本的な解決策として、出発と到着のお客さまの動線分離を実現した。 第3ターミナルのオープン以降、最大規模となった今回の工事では、従来の到着ロビーがあった建物の西側の一部を外に張り出す形で約1600㎡を拡張し、エントランスを設けた。これにより到着したお客さまは、1階到着ロビーからそのままターミナルの外に出て2階に上がり、第2ターミナルやバスターミナル等への動線に合流することになる。出発ロビーを通らずに済むルートで、出発動線とは移動経路が完全に分離された形となった。これにより、2階出発ロビーの混雑が緩和され、より便利で快適にお客さまにご利用いただけるようになった。 なお、フードコートや物販店舗等を利用されるお客さまのために、到着ロビーから、すぐに2階の出発ロビーフロアに上がれる動線も、引き続き確保している。 混雑解消と同時に、施設環境とお客さま満足度(CS)向上にも取り組んでいる。 これまでの2倍ほどの面積に広がった1階の到着ロビーには、2階の出発ロビーにあったバス乗車券の販売カウンターや京成電鉄の乗車券販売機等を移設。これまで第3ターミナルにはなかった、宅配便の受付カウンターを新設。訪日外国人旅客のニーズに対応するため、Wi-Fiのレンタルカウンターを第3ターミナルの1階到着ロビーを拡張動線分離で混雑緩和、利便性も向上第3ターミナルは、約1年をかけての増築工事で1階到着ロビーを拡張、9月5日から供用を開始した。これにより出発と到着のお客さまの動線が分離でき、2階出発ロビーの混雑緩和が図れる。さらに、関連設備の再配置等によるお客さまの利便性向上にも力を入れた。到着ロビーの設備等も充実4 Oct. 2019 ZOOM UP! 2