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概要

GPR1910

夜の発着便や空港アクセスが充実した成田空港の魅力を広告でもPR 国、千葉県、空港周辺9市町、NAAの四者で構成される「成田空港に関する四者協議会」(以下、四者協議会)において、今年2月4日、A滑走路(4000m)の発着時間を1時間延長することについて、2019年冬期スケジュールからの実施を確認した。滑走路の発着時間が延長(変更)されるのは、1978年の成田空港の開港以来、初めてのこと。NAAはこれを受けて、夜間帯へのフライトの誘致へ航空会社等との折衝を本格的に開始。国内線やアジアの近距離路線から、中東等の長距離路線まで、多方面のネットワークを提供できることを目指して準備・調整等を進めてきた。 その結果、今冬期スケジュールにおいて旅客便は22時以降に週74回運航予定のうち、これまでより遅い時間に変更された出発および到着が週53回になる(9月26日時点で確認が取れたもの:以下同)。貨物便では週39回運航予定のうち、これまでより遅い時間に変更された出発が28回を数えるなど、A滑走路の発着時間延長による成果が出てきている。 一方、2019年冬期スケジュールからは、これまでに運航がなかった時間帯に定期便が就航することで、関係各所でもさまざまな対応が求められることから、NAAはこれらへの準備・調整等も重ねてきた。 このうち、22時以降のフライトをご利用のお客さまが、空港での目的のひとつにもなっている免税品ショッピングやお食事を搭乗時刻の間際までお楽しみいただけるよう、出国審査場から搭乗ゲートまでの移動動線のエリアにある店舗を重点的に営業延長し、日中と遜色ない商空間でお迎えする態勢を整えた。 到着のお客さまには、24時間営業のコンビニエンスストアをはじめ、到着時免税店や手荷物宅配カウンターなどで、到着後に必要なサービスを最終便まで提供する。 バス・鉄道などの交通機関も、成田空港を夜間に発着する航空便に対応する空港アクセスの拡充を進めて、利便性向上を図っている。 このうち複数のバス会社が、東京・新宿・池袋・横浜方面等への高速バスの出発時刻を従来よりも1時間程度遅くして23時台、24時台に出発するダイヤを設定。鉄道では京成スカイライナーとJR総武線快速が終電の時刻を1時間近く遅らせたほか、京成電鉄は、空港従業員等が帰宅するための深夜アクセスとして、成田空港駅24:07発の普通列車(宗吾参道行き)を新設した。 これに加えて、夜間勤務の空港スタッフの確実な帰宅手段を確保するため、鉄道を補完する深夜急行バスの実証実験運行が開始される。この深夜急行バスは各旅客ターミナルビルと貨物地区において従業員を乗車させた後、主要な駅を経由して最終的に勝田台駅まで運行される予定であり、この実証実験運行の結果を踏まえて、本格運行への移行を検討することとしている。 さらに、A滑走路発着時間の延長により、空港従業員のシフト時間の繰り下げも想定されることから、空港従業員のお子さまをお預かりしている空ダイヤ変更等で夜の成田空港が便利に!A滑走路の発着時間が延長A滑走路における航空機の発着が、今冬期スケジュールが始まる10月27日から1時間延長され、24時までとなる。これに合わせてNAAは、ネットワークのさらなる強化に向けて、この時間帯へのフライトの誘致を進めた結果、より遅い時間での定期便が多数設定された。バス・鉄道等による夜間のアクセス拡充も準備が整い、夜の成田空港の利便性が向上する。店舗営業時間延長、アクセスも拡充2 Oct. 2019 ZOOM UP! 1