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概要

GPR1908

左/「制服で記念撮影」は12種類の仕事から1つを選んで顔写真と制服を合成 右/成田空港にこれまでに就航した航空機の写真を展示最新のB737およびB777のシミュレーターをそれぞれ1台ずつ導入した。また、航空会社の協力により、モックアップを秋以降に設置予定となっている。さらに、これまで本館の展望台の利用が難しかったお客さまに向けて、バリアフリーに対応した展望台を新設した。 3つ目は、正面玄関アプローチのマーキングを成田空港のA滑走路に見立てたデザインにして入館の際の高揚感を演出したほか、お客さまのニーズに合わせてトイレや授乳室などをリニューアルし、明るく使いやすい環境を整えた。 航空科学博物館の東棟2階にあるNAAコーナーは、来館したお客さまに成田空港を知ってもらい、理解をいただくことを目的に、これまでも成田空港の施設や運用状況をはじめ、エコ・エアポートの取り組みなどを展示してきた。今回の開館30周年に合わせたリニューアルでNAAコーナーは、「見て」「触れて」「楽しく学べる」をコンセプトに生まれ変わり、子供たちがワクワクする魅力的な4つのコンテンツを新たに導入した。 1つ目は、空港の仕事を学ぶ「空港を支えるプロフェッショナルたち?TEAM NRT?」。縦3m×横10mの大型スクリーンに空港のグラフィックと空港のお仕事(31種類)を紹介するアバターを映し出す。お客さまはスクリーン前に設置されたタッチパネルを利用して空港の仕事を学ぶとともに、自分の顔写真を撮影して各職業のアバターに合成し、スクリーン上に映し出すことができる。 2つ目は、空港で働く人たちの制服を疑似体験する「制服で記念撮影」。12種類のお仕事の中から1つを選び、お客さまの顔写真とグラフィックで描かれた制服を合成して、実際に制服を着ているかのような画像として大画面に映し出す。 3つ目は「スーツケースの旅」と題し、普段は決して見ることができない、預けられたスーツケースが航空機に搭載されるまでの様子を、スーツケース目線の映像で紹介している。 4つ目は成田空港に歴代就航した航空機を懐かしく振り返る「NRT Airliners ?成田空港に就航した世界のエアライン?」で、成田空港の開港から現在までに就航した航空機の写真を展示している。成田市在住の航空写真家のチャーリィ古庄氏が撮影した選りすぐりの写真で、お子さまから成田空港の開港時を知る大人の方まで、幅広い世代の方に楽しんでいただけるものとなっている。 また、これまでに引き続き、体験型装置を通して成田空港におけるエコへのさまざまな取り組みを紹介する「エコ・エアポートコーナー」、実物の1/800サイズで成田空港全景と空港周辺施設がご覧いただける「成田空港ジオラマ」、現在の成田空港の施設や運用状況を映像で紹介する「INFO.NRT」を展示している。 今回のNAAコーナーのリニューアルは、5月10日から7月31日まで約3カ月近くの間、施設を閉鎖して工事を行う大規模なものとなった。また、子供だけでなく誰もが楽しめる展示を新設することに加えて、空間全体も統一感のあるデザインへの変更を行った。          ◇ なお、航空科学博物館の開館にあたり、NAAは館内へのNAAコーナーの開設や、芝山水辺の里などを含む空港南側における地域振興の拠点となるよう、今日まで支援と協力を行ってきた。開館から30年を迎え、NAAも協力し航空科学博物館が単なる博物館にとどまらず、これからの航空・空港を支えていく担い手を育成する施設として、そして多くの子供たちが航空分野への興味・関心を抱き、将来成田空港で働きたいと思ってもらえるよう大幅なリニューアルが行われた。今後も魅力的なコンテンツを提供することで、来館者が増え賑わいを創出できるよう、NAAは協力していく。NAAコーナーの魅力も大幅アップAug. 2019 5