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概要

GPR1908

左/航空科学博物館全景(イメージ)。右奥がNAAコーナーのある東棟 右/新コンテンツのひとつ「空港を支えるプロフェッショナルたち」 航空科学博物館は成田空港のA滑走路の南端側(千葉県芝山町岩山地区)にあり、民間航空に関する展示やさまざまなワークショップをはじめ、A滑走路を離着陸する航空機を間近で見られる展望台などを備え、年間20万人以上のお客さまが訪れる人気のスポットとなっている。 同博物館は、成田空港が開港する前年の1977年3月に、地元の芝山町が地域振興策のひとつとして建設を要望したことをきっかけに、開館に向けたプロジェクトが進められた。特に青少年に対し航空に関する科学知識についてその啓発を図り、航空思想の普及と航空科学技術の振興に寄与することを目的に、我が国で初めての航空専門の博物館として1989年8月1日に開館した。 その後、延べ600万人近いお客さまが訪れる地域の観光振興の拠点となったが、次のステージに向けて今年8月、開館30周年を機に大きくリニューアル。NAAもこれを支援し、さらに館内のNAAコーナーも大幅に内容を刷新するなど魅力ある施設に生まれ変わった。 今回のリニューアルでは「みて・ふれて・感じてもっと空が好きになる空間を演出」することをコンセプトに、これまで実現できなかった抜本的な改修が進められた。その大きなポイントの1つ目は、ボーイング(以下、Bと表記)747の大型可動模型(実物の1/8サイズ)とコックピットが連動し、壁と床には空をイメージしたパノラマビジョンが映し出され、実際に操縦しているような感覚が体験できる。また、プロジェクションマッピングを用いてエンジンの仕組みを音と映像で分かりやすく解説するコンテンツに加え、博物館が所蔵する航空機の模型から300機を厳選し航空100年の歴史を示すなどコンテンツを充実させた。 2つ目は、ワークショップ等に使用できる2階建ての付属棟「体験館」を新設したこと。ここでは天井高10mの吹き抜けを活かした折り紙飛行機教室などをはじめ、イベントの際には約200人を収容できる多目的ホールの機能も併せ持つ。2階部分には、航空科学博物館が大きくリニューアルNAAはお子さま向けの新コンテンツ導入成田空港に隣接する航空科学博物館は8月1日に開館30周年を迎えた。30周年に伴い展示施設をリニューアルするとともに、航空の仕組みを身近に体験できる「体験館」を新設した。NAAもこれに合わせて成田空港ジオラマを中心とするNAAコーナーについて大幅に刷新し、子供たちがワクワクする魅力的な新コンテンツを導入した。もっと空が好きになる空間を演出4 Aug. 2019 ZOOM UP! 2