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概要

GPR1906

●成田空港が目指す空港像【発着回数50万回時イメージ】※現時点のイメージであり、具体的な整備計画は今後の需要動向や社会情勢等を踏まえながら今後検討航空機発着回数50万回時間値98回LCC 就航割合50%超空港内従業員数7万人航空旅客数7500万人貨物量300万トンB滑走路(3500m)C滑走路(3500 m)A 滑走路(4000m)回数1回あたりの温室効果ガス(CO?)排出量削減を掲げた。[戦略方針③]空港競争力の源泉である航空ネットワークの徹底強化 羽田空港国際線増枠による環境変化にも対応しつつ、訪日外国人旅客の増加が見込まれる中国内陸部や東南アジア等の路線を拡大する。乗継需要についても、これまでの際際乗継に加え、内際・際内乗継需要への受け入れ強化を図る。国内路線は未就航エリア(北海道・東北・山陰)への路線誘致を強化する。戦略目標では、海外135都市以上、国内27都市以上への就航を掲げた。また、多方面にネットワークを構築していくために、航空会社の拠点化、航空物流拠点化を促進していく。[戦略方針④]徹底したお客様第一主義に根ざした世界最高水準の旅客体験価値の創造 真に「選ばれる空港」となるため、多様なニーズに合わせた滞在経験の提供やシームレスな移動の実現により旅客体験価値の向上に取り組む。戦略目標では、英国SKYTRAX社が実施する空港品質評価等での5スター獲得等を目指す。 また、顔認証による「OneID」の本格導入を含め、手続きの自動化等によるファストトラベルを推進する。戦略目標では、出発・到着とも手続き所要時間の大幅短縮を掲げた。 さらに、東京2020オリンピック・パラリンピックの安全かつ円滑な受け入れに加えて、そのために実施したハード面やソフト面の取り組みをレガシーとして、空港価値の向上に繋げていく。[戦略方針⑤]旅客ニーズの変化に迅速に対応した魅力ある商環境の創出 ショッピング関係では、第2ターミナルのナリタ5番街の増築、第3ターミナル増築時の商業施設の更なる拡充や、旅客の嗜好や売れ筋をいち早く捉えた人気店・有名店の誘致により魅力ある商環境を創出する。また、デジタルマーケティングの一層の充実で、収益力の最大化を図る。戦略目標では、空港内免税店・物販店・飲食店売上高1650億円を目指す。[戦略方針⑥]持続的な成長に向けた空港競争力の強化 成田空港が持続的に成長を遂げていくため、「企業グループとしての健全経営の維持と成長基盤の強化」「魅力ある職場づくりによる人材の確保」「イノベーションの推進による生産性革命」の3つに取り組む。キャッシュフロー経営などを通じて健全経営を徹底しつつ、働き方改革などを通じて変化に対応できる企業グループを目指す。 長期経営構想「成田空港が目指す空港像」では、今中期経営計画期間を飛躍的な成長に向けた基盤強化を推進する期間と位置付けて、その後の飛躍的な成長の実現を図る。2030年度頃をイメージした将来像としては、B滑走路延伸やC滑走路建設を実現し、現行の2本から、3500m以上の滑走路を3本に増加。加えて、夜間飛行制限を緩和し、運用時間は現行の6:00?23:00から5:00?24:30に延長する。これにより旺盛な首都圏需要を取り込むことで、発着回数は40万回程度、航空旅客数は6000万人程度、航空路線は国際線就航都市数150都市以上、国内線就航都市数35都市以上の、きめ細やかで多彩なネットワークを構築する青写真を描いている。 さらに2030年代後半には、発着回数50万回、航空旅客数7500万人、貨物量300万トンを取り扱う、名実ともに日本のゲートウェイであり、アジアのリーディングエアポートとしての地位を確立するという高い目標の下、成田空港はこれからもチャレンジを続けていく。基盤強化を推進し飛躍的な成長実現へ4 Jun. 2019