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概要

GPR1906

●中期経営計画の構成要素中期経営計画は、3つの主要テーマの下、6本の戦略方針で構成【主要テーマ】安全最優先激化する空港間競争への挑戦徹底したお客様第一主義1.世界最高水準の安全性と安定かつ高効率運用の徹底追求2. 空港機能の強化と地域との共生・共栄6. 持続的な成長に向けた空港競争力の強化3.空港競争力の源泉である航空ネットワークの徹底強化5. 旅客ニーズの変化に迅速に対応した魅力ある商環境の創出4.徹底したお客様第一主義に根ざした世界最高水準の旅客体験価値の創造6本の戦略方針デジタル・イノベーション 2016?2018年度の前中期経営計画「イノベイティブNarita2018」では、世界最高水準の空港を目指して、競争力強化のため、更なる飛躍に向けた準備を着実に進めるとともに、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を安全かつ円滑に迎えるための準備を徹底する期間と位置付け、5つの戦略方針を掲げ、着実かつスピード感をもって取り組んできた。 その成果は航空旅客数などに表れており、2018年度実績で4318万人(目標:4300万人)と目標を達成した。旺盛な訪日外国人需要に支えられながら、各種インセンティブ施策を活用して、積極的な路線誘致に取り組んできたことなどの結果である。航空機発着回数は、羽田国際線二次増枠に伴う想定以上の減便などにより25.7万回(同27万回)にとどまったものの、航空旅客需要は堅調に推移したことになる。 また、空港内免税店・物販店・飲食店売上高は、外国人旅客による“爆買い”の沈静化もあって1432億円(同1500億円)と目標には届かなかったものの、連結ROAや連結営業利益等は、継続的なコスト削減に努めながら、旺盛な訪日外国人需要にも支えられて、目標を達成している。 今中期経営計画の対象期間である2019?2021年度の主要トピックは、東京2020オリンピック・パラリンピックへの対応と、更なる機能強化の着実な推進となる。首都圏では羽田空港で、2020年夏ダイヤから年間3.9万回の国際線発着枠の増枠が予定されているが、その後は、首都圏で具体的な拡張計画を有するのは成田空港だけであり、この機能強化の実現によって旺盛な首都圏需要を取り込み、政府が掲げる観光立国推進等の目標達成への貢献が求められている。 こうしたことからこの3年間は、東京2020オリンピック・パラリンピックの安全かつ円滑な受け入れと、更なる機能強化による飛躍的な成長という明るい未来の実現に向け、目の前の課題をひとつひとつ着実にクリアしていく期間と位置付け、タイトルを「飛躍、未来 2021」とした。 中期経営計画は、安全最優先という大前提の下、3つの主要テーマとそれに基づく6本の戦略方針、および2021年度までの達成を目指す戦略目標等で飛躍、未来 20212019 ?2021年度 NAAグループ中期経営計画NAAグループはこのほど、2019?2021年度の3カ年中期経営計画「飛躍、未来 2021」と、成田空港が目指す空港像である長期経営構想を合わせたNAAグループ中長期経営構想を策定した。この中で成田空港は、機能強化を着実に進め、2020年度以降の首都圏航空需要の増加に応えていくのは成田空港であるという気概のもと、成田空港が目指す空港像と、それに向けた3年間の取り組みをまとめた。前中期経営計画でも着実な成果3つの主要テーマと6本の戦略方針2 Jun. 2019 ZOOM UP! 1