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概要

GPR1904

「OneID」の手続き(イメージ)。お客さまのスムーズな搭乗とスタッフの省力化・省人化が実現する最初の手続き時に、パスポート及び搭乗情報を顔情報と紐付けるOneIDの手続き(イメージ)顔認証後、手荷物の預け入れチェックイン手荷物預け保安検査入口搭乗ゲート出国審査顔認証のみで搭乗ウォークスルーで通過ウォークスルーで通過 OneIDはNAAがシステムを導入し、第1ターミナル南ウイングを使用する全日本空輸、第2ターミナルを使用する日本航空の協力を得て展開。その後、順次参加する航空会社と導入するターミナルを拡大していく。 利用されるお客さまは、空港での最初の手続きとなるチェックインの際に顔写真を登録する。パスポート情報や搭乗券情報と紐付けされたデータがOneID顔認証システムの中に作成され、その後の手続きである手荷物預け入れや保安検査場入り口、搭乗ゲートといったチェックポイントにおいてシステムが自動で顔写真を撮影、登録されたデータとの照合と認証を瞬時に行う。つまり、搭乗券やパスポートをその都度提示する必要がなくなる。 同様のシステムはシンガポール・チャンギ空港や米国・アトランタ空港で本格導入が始まっているが、両空港ともチェックポイントでは、顔写真撮影のために立ち止まる必要がある。これに対して成田空港ではさらに一歩進んだ技術を導入。保安検査場の入り口と搭乗ゲートでは、立ち止まることなく、歩きながら自動的に手続きが行われ、ウォークスルーで通過できる世界で初めての仕組みとなる。 これによりお客さまは、搭乗までの煩わしい手続きが軽減され、スムーズに搭乗できるようになるとともに、チェックポイントでの待ち時間が短縮される。また、航空会社にとっては、手続きの自動化により省力化・省人化が図られるのに加えて、本人確認の精度が向上してテロ等の未然防止にも一層万全を期すことができるようになる。システムは2020年春から導入することとしており、OneIDは最先端技術によるイノベーションのショーケースとなる。 なお、システムに登録された顔写真やパスポート等の取り扱いについては、個人データを保持する必要がなくなり次第、速やかに消去される。 また、ファストトラベルの推進とセキュリティー強化に向けた取り組みとして、新型の手荷物検査機器の導入や、保安検査場の拡張工事等も進めている。このうち、手荷物のX線検査では、新たに3D映像で全方向からモニター確認が可能なCT(コンピュータ断層撮影)型の装置を導入し、今秋から順次、設置と運用が始まる予定。第1・第2ターミナルの保安検査場を拡張して最新の保安検査設備「スマートセキュリティレーン」の導入も、今春から順次、設置・運用が開始され、検査効率や取扱処理能力の一層の向上が図られることになる。顔認証技術での搭乗手続きがスタート搭乗券・パスポートの提示が不要に成田空港では2020年春から、世界最先端の顔認証技術による新しい搭乗手続き「OneID」がスタートする。お客さまがチェックイン時に顔写真を登録すると、保安検査場入り口や搭乗ゲートなどの手続きで、搭乗券やパスポートを提示することなく、“顔パス”で通過することができる、日本初の画期的なシステムが導入される。Apr. 2019 5ZOOM UP! 3