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概要

GPR1812

左/空港南側の芝山町に設置された「内窓効果体験ハウス」 右/「更なる機能強化」に先立ち騒音対策を強化(航空機騒音測定)防音サッシに内窓を取り付けたイメージ 3月の「成田空港に関する四者協議会」(以下、四者協議会)で合意された「成田空港の更なる機能強化に関する確認書(以下、確認書)」において、A滑走路の運用時間は東京オリンピック・パラリンピックの開催までに、現行の「朝6時から夜11時まで」を、「朝6時から深夜0時まで」に変更することが確認されている。また、運用時間の変更等に伴い、夜間の航空機からの騒音の影響を緩和し、引き続き地域の皆様の安眠を確保するための対策である「寝室への内窓設置工事」と「寝室の壁・天井の補完工事」を10月1日からスタートした。 今回の対象エリアは、「特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法(以下、騒特法)」の防止地区のA滑走路側を先行して実施するものだが、これ以外の「防止地区」および「各滑走路の防止地区に挟まれた谷間地域」についても、新たな「公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律(以下、騒防法)の第1種区域指定の告示」と「騒特法の防止地区の都市計画変更の告示」が共に行われた後、速やかに実施する。 運用時間の変更に伴い、地域の皆様にはより一層のご負担をお掛けすることになるが、寝室に内窓を設置することで、既存の防音工事と併せて35~40dB程度の遮音効果が見込まれており、地域の皆様の安眠を確保することが期待されている。なお、内窓設置工事については、現に居住する家族の人数分の寝室が対象となる。また、現在は1人住まいの住宅であっても、敷地外にお子さんやお孫さんがいる場合には、一時帰宅される場合を考慮して、工事は2室に対応することができる。 この内窓の遮音効果を、地域の皆様に実際に体験していただける施設を、芝山町と成田市に各1カ所オープンしている。 このうち、空港南側にあたる芝山町の「内窓効果体験ハウス」は、航空科学博物館の敷地内に設置された木造平屋建て(約40㎡)の建物であり、騒防法の第2種区域(移転補償、土地の買い入れ対象となるエリア)であるとともに、騒特法の防止特別地区(移転補償、土地の買い入れ対象であることに加えて、新たな住宅・学校等の建築禁止区域となるエリア)に該当する。開口部の外窓は防音ア夜間防音対策で内窓設置事業などを開始更なる機能強化実現に向けた環境対策の充実「成田空港の更なる機能強化」の一環として、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催までにA滑走路の運用時間を変更することとしている。現在A滑走路側において内窓設置事業が開始されるとともに既存防音工事の充実が図られている。効果を体験できる施設もオープン4 Dec. 2018 ZOOM UP! 2