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概要

GPR1808

識者から成田空港へのエールNARITA JAPAN EXPLORER」を新たに開設しました。サイトの言語は英語、中国語(繁体字と簡体字)、韓国語に加えて、日本語にも対応しています。 訪日旅行を検討中の方や成田空港を利用される訪日のお客さまを対象に、成田空港を起点に巡ることができる国内の観光地やアクセス情報などといった旅行情報を紹介しています。 具体的には、成田空港周辺(無料ツアーの「Narita Airport Transit& StayProgram」)、首都圏とその周辺、成田空港からの国内線(主にLCC)や高速バス(主に「Narita Air & Bus!」)で結ばれている観光地の情報を、ネイティブライターがその魅力を分かりやすく紹介。また、訪日外国人が短時間で快適に観光地へ移動できる、成田空港からのアクセス情報が充実しています。 さらに、文化・自然・食・アクティビティーなど分野別の情報をバランスよく配置し、サイトからはLCC・高速バスのチケット予約や体験予約、宿泊予約などにも接続するサイト構成となっています。 今後も増加が見込まれる訪日外国人のお客さまに向けて、「成田空港とつながっている魅力的な日本を探訪」をコンセプトにした観光情報サイト「TOKYO- 最近は、大都市ではもとより、地方の小都市でも外国人を見かけることは珍しくなくなった。日本を訪れる外国人観光客数は、伸び率こそ落ち着いてきたものの、成長が続く空港限界」説や「30万回でひと段落」説も耳にしたが、困難を乗り越え合意を成立させた関係者の努力に敬意を表したい。 今後は地域の人々の生活の安寧や安心の担保はもとより、この機能強化を空港周辺地域の経済活性化にいかに結びつけていくか、規模が大幅に拡大するNAAを支える人材の確保・育成をどうするか等の課題にも取り組むことになるのであろう。 筆者は昨年度より千葉市にある敬愛大学で教鞭をとっているが、本学は千葉県出身の学生が大半を占めている。成田空港は身近な存在であり、空港関連企業に就職を希望する学生も少なからずいる。そのため、成田空港新時代を見据え、3年前より空港や航空、観光関連産業を学ぶ「エアポートNARITA地域産業学」という学部共通の副専攻カリキュラムをスタートさせている。また来年度より経営学科では新たに「地域産業コース」を開講す掲げている。しかしこの目標達成は、首都圏空港の国際航空ネットワーク、路線数、便数、提供座席数にかかっているといっても過言ではない。成田空港の果たす役割は大である。 今年3月、国、千葉県、空港周辺自治体、NAAの四者は滑走路の延長・増設、夜間飛行制限の緩和等成田空港の更なる機能強化について合意を成立させ、増大する旅客需要の受入体制を本格化させたことは、訪日観光振興にとって大きな前進である。ある時期「成田めぐり・ようこ●仏リゾート企業のマーケティング部長、淑徳大学経営学部観光経営学科教授等を経て、2017年4月より現職。運輸審議委員や交通政策審議会委員等の公職も歴任。学習院大学卒。Profileアジア市場に牽引され、増加の勢いはまだまだ止まらない。 目覚ましい経済成長により中間層が拡大中のアジアの国々では、旅客流動が盛んである。空港整備が急ピッチで進み、LCCを含む多くの航空会社も次々と乗り入れ、アジアの国々の巨大観光市場の獲得競争は激しさを増している。 日本政府も、急発展するアジア諸国を中心とした観光市場を取り込むべく、観光立国政策を推進してきた。2年前に打ち出した「観光ビジョン」では、訪日外国人の旅行者数および消費額を2020年に4000万人・8兆円、2030年に6000万人・15兆円にする目標をる。いずれのカリキュラムも、成田空港を核とした千葉県の産業発展に貢献する地域活性化人材の育成を目指すカリキュラムであり、「地域で学び、地域で働き、地域に貢献」してほしいという本学の理念が込められている。 40周年を迎えた成田空港が国際競争力を一層高め観光立国を支えるとともに、更に地域と共に大きく発展していくことに期待したい。観光立国を支える成田空港へ廻 洋子(敬愛大学国際学部特任教授)【】成田からはじまる訪日旅行情報サイトを新たに開設N A R I T AA I R P O R Tv o l . 2スマートフォンからの閲覧イメージ。成田空港をベースにした情報のほか、主要な訪日インバウンドメディアとも連携〈サイトQRコード〉〈SNSアカウントも開設〉Aug. 2018 7