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概要

GPR1808

成田空港奄美大島札幌函館仙台新潟福岡佐賀松山高松鹿児島大分熊本宮崎広島名古屋小松大阪(伊丹)長崎那覇石垣大阪(関西)FSC(フルサービスキャリア)全日本空輸札幌、仙台、新潟、名古屋、大阪(伊丹)、福岡、那覇日本航空札幌、名古屋、大阪(伊丹)、福岡IBEXエアラインズ小松、広島LCC(ローコストキャリア)ジェットスター・ジャパン札幌、大阪(関西)、高松、松山、福岡、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、那覇バニラエア札幌、函館、奄美大島、那覇、石垣Peach 大阪(関西)、福岡Spring Japan 札幌、大阪(関西)、広島、佐賀しながら、さらに便利で快適と言われる施設を目指していく。 増築部分の具体的なフロアプランなどは今後、航空会社等との協議を踏まえて検討を進めることになる。航空会社からは今後の増便計画などのビジョンを伺いながら、チェックイン手続きの自動化への取り組み、チェックイン運用方法や事務所の必要規模などを確認して整備計画を進めていく。さらに、バゲージハンドリングシステム(BHS)やゲートの増設に加え、お客さまの利便施設等も検討することになる。 第3ターミナルの増築に伴い、撤去される第5貨物ビルについては、現行水準の貨物取扱能力に支障を来たさないように配慮し、移転を進めていく。増築にあたっては、まず第5貨物ビルの代替として第3ターミナル北側に設置する施設へ移転し、一部は既存貨物上屋に集約させるなどにより、その機能を維持する。その後、第5貨物ビルは撤去し、その跡地に第3ターミナルの増築部分を建築するという計画となっている。 段階的に工事を進めることで、できるだけ運用への影響を少なくしようと整備を進めているところだ。 航空ネットワークの拡大に向け、NAA ではインセンティブなどの施策を打ち出し、積極的にLCC を誘致してきており、成田空港におけるLCCの需要は今後も着実な増加が見込まれている。その象徴とも言える第3ターミナルは、早くも当初予測を上回り、お客さまが集中する時間帯では出発ロビーにおいて、手続きのための行列が長大化するなど混雑が発生している。その混雑を解消しつつ、年間取扱能力を現状の750万人から900万人に拡大するための能力増強を図ることが喫緊の課題である。 その1つ目が、2019年夏までに1階の到着ロビーを増築し、新たなルートを設けて出発と到着の動線を分離し、お客さまのスムーズな流れを確保することで混雑の要因を解消する。 2つ目は、第1・第2ターミナルでも導入を進めている、より効率的な保安検査を実施するための「スマートセキュリティ」の導入である。これにより1つの保安検査レーンあたりの処理能力は最大約50%アップが見込まれる。保安検査の手続きにかかる時間が短縮され、混雑緩和が期待される。この機器は、2019年度末までの導入を予定している。 3つ目は、BHSと検査機器を一体化し、手荷物の搬送中に爆発物を自動的に検出する「インラインスクリーニングシステム」の導入で、こちらも2019年度末までに整備を完了する予定である。 成田空港に乗り入れるLCCは現在、本邦企業4社、外国企業13社の計17社を数え、空港全体でLCCの事業拡大が続いている。国際線・国内線を合わせた旅客便の発着回数におけるLCCのシェアは2017年度で30.7%に達し、中期経営計画で掲げている目標の30%をクリアし、さらに2018年度は31.4%となることが見込まれている。 また、LCCを中心に充実が進む国内線ネットワークは、7月1日のバニラエアの石垣線の就航に続いて、9月6日からはジェットスター・ジャパンの長崎線が就航する予定となっている。この時点で国内線就航都市は20都市に広がる。さらに、成田空港を拠点とする新たなLCC会社の設立やLCC会社の合併などの新たな動きが見られることから、NAAとしては今後の動きに注目している。成田空港は「さらに便利で快適に」を目指し、国際拠点空港としての役割を果たすため、さらなる航空ネットワークの拡大に取り組む。成田空港のLCC需要は増加傾向※20都市21路線を展開●成田空港の国内線ネットワーク■F =FSC ■L =LCC2018年9月6日時点(予定)Aug. 2018 5