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概要

GPR1808

左/第3ターミナルの館内はスタイリッシュなデザインで評価が高い 右/第5貨物ビル(右側の建物)を撤去して増築する 第3ターミナルはLCCの拠点化を図るため2015年4月にオープンし、ジェットスター・ジャパン、バニラエア、Spring Japan、ジェットスター航空、チェジュ航空の5社が入居している。利用者は好調な伸びを示しており、2017年度は764万人と、第3ターミナルの年間取扱能力の750万人/年を早くも上回った。 当初の予測を上回る需要の伸びにより、時間帯によって出発ロビー等で混雑が見られることから、NAAは、利便性向上と混雑緩和を図るため到着ロビーの増築による出発動線と到着動線の分離などの対策を講ずることを昨年11月に発表した。 しかし、今後もLCC各社の中長期的な成長に応え、さらなる需要拡大に対応していくためには、第3ターミナルの抜本的な能力増強が必要である。そのためNAAでは、南側に隣接する第5貨物ビルを撤去し、その跡地に第3ターミナルを増築するプランを新たに打ち出した。これにより、第3ターミナルを利用者にとってさらに便利で快適な施設とすることで、LCCの受け入れ態勢を段階的に整え、さらに拡大するLCC需要を受け入れていくことにしている。 第5貨物ビルは現在、国際航空貨物の取り扱い施設として利用されているが、撤去後の跡地(約1万㎡)には、現在の第3ターミナル本館とほぼ同規模の施設が建設可能となる。2021年度末ごろの完成を目途に新たな増築部分の整備を進め、完成後の年間取扱能力は、既存施設と合わせると1500万人となる予定であり、現在の2倍となる。 また、増築部分は既存施設同様に、“ローコストでありながら効率的で利便性の高い施設”とする。従来のターミナルとは異なるコンセプトで生まれた第3ターミナルは、オープン当初よりその斬新さが話題となり注目され、SKYTRAX社が実施する国際空港評価のLCCターミナル部門においても、2年連続(2016年、2017年)で1位を受賞するなど世界的な評価も高い。これらの特徴と評価を維持第3ターミナル増築でさらに便利・快適に取扱能力は年間1500万人に倍増オープンから3年が経過する第3ターミナル。需要が好調に増加する一方で、混雑も発生していることから抜本的な能力増強として南側への増築を行う。当面の混雑緩和対策として、すでに到着ロビーの増築などに取り組むことにしていたが、今回、さらにターミナル本体を増築することで、施設規模および取扱能力の倍増を図る。2021年度末完成を目指し整備を推進4 Aug. 2018 ZOOM UP! 2