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概要

GPR1806

NEWS&TOPICSNAAグループ 2018年3月期決算概要増収増益で民営化以降最高の利益を計上 2018年3月期(2017年度)連結決算は前期比「増収増益」。営業収益は、航空機発着回数が堅調に推移したことにより、航空機材の小型化に伴う機材重量の減少はあるものの、空港使用料収入は前期並み。また、国際線旅客数が増加したことにより旅客施設使用料収入は増収。物販・飲食収入、構内営業料収入は、国際線旅客数の増加や前年度下期以降に順次開業した新店効果等により増収となり、全体として増収。営業収益、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも民営化以降最高を更新。「増収増益」は、2016年3月期(2015年度)以来、2期ぶり。 2019年3月期(2018年度)連結決算の業績予想は前期比「増収減益」。航空機発着回数や国際線旅客数が好調に推移すること、新店効果等によるリテール事業の増収等に伴い、営業収益、営業利益、経常利益は民営化以降最高を更新。当期純利益は前年度(2017年度)に特別利益計上があったことから減益となるが、第2位となる見通し。 「第13 回ACI アジア太平洋地域総会」が、4月23 ?25 日に東京ベイ幕張ホールで開催され、NAA がホスト空港を務めた。本総会では、アジア太平洋地域をはじめとする空港・航空関係者など約500 人が一堂に会し、基調講演やパネルディスカッションなどを通じて、業界が抱える課題や最新動向、将来の展望等について活発な議論が交わされた。 さらに会議場に隣接するスペースでは展示会も行われ、NAAを含めた空港会社や関係するメーカー・ベンダーなど多数の企業がブースを出展して、各社の最新技術などを紹介した。 本総会開催にあたって、NAA は「最先端技術」「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催」「観光」「成田空港の強み・役割」の4 つをプロモーションすべきコンセプトと位置づけ、イベントを企画・運営することで、空港・航空業界の発展への貢献と同地域におけるプレゼンスの向上を果たした。「ACIアジア太平洋地域総会」を開催NAAがホスト役、展示会も併催※ACI(Airports Council International/国際空港評議会)は、世界の空港や空港ビルの管理者または所有者を会員とする国際機関。総会の冒頭で登壇したNAAの夏目誠代表取締役社長※1 外部顧客に対する売上高※2 親会社株主に帰属する当期純利益(単位:億円)空港運営事業:航空機発着回数が堅調に推移したことにより、空港使用料収入は前期並み。また、国際線外国人旅客数や国内線旅客数の増加等に伴い旅客施設使用料収入が増収となり、営業収益は前期比1.5%増の1,068億円。営業利益は修繕・点検維持費や水道光熱費等が増加したものの、年金資産の運用収益改善に伴い退職給付費用が減少したこと等により営業費用が減少し、同56.0%増の67億円と「増収増益」。リテール事業:国際線外国人旅客数の増加や前年度に開業した店舗の通年化、新規店舗オープン、販売促進施策の効果等により物販・飲食収入、構内営業料収入が増収となり、営業収益は前期比15.6%増の911億円。営業利益は売上増に伴う商品仕入原価の増加や「成田空港マーケティングインセンティブ(旅客制度)」に伴う販売促進費の計上等により営業費用の増加があったものの同14.1%増の255億円と「増収増益」。施設貸付事業:営業収益は前期並みの302億円。営業利益は、燃料調整単価の上昇による水道光熱費の増加や「成田空港マーケティングインセンティブ(貨物制度)」に伴う販売促進費の計上等があったものの、減価償却費等の営業費用の減少により、前期比1.6%減の139億円とほぼ前期並み。鉄道事業:営業収益29億円、営業利益6億円とほぼ前期並み。2016年度実績2017年度実績増減[A] [B] [B-A]%[B/A×100]営業収益 ※1 2,174 2,312 138 106.4空港運営事業1,052 1,068 16 101.5リテール事業788 911 123 115.6施設貸付事業303 302 △0 99.8鉄道事業29 29 0 100.0営業利益414 466 51 112.5空港運営事業43 67 24 156.0リテール事業223 255 31 114.1施設貸付事業141 139 △2 98.4鉄道事業6 6 △0 98.2経常利益372 432 59 116.0当期純利益※2 253 359 105 141.76 Jun. 2018