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概要

GPR1806

航空機発着回数(万回) 航空旅客数(万人) 国際航空貨物量(万t)1979 年度1988 年度(10 周年)1998 年度(20 周年)2008 年度(30 周年)2018 年度 見込み(40 周年)●成田空港の運用状況(開港から10周年ごとの動向)25.619.1 3264.9 188.112.8 2666.0 160.710.7 2061.5 122.76.5 901.0 44.64292.0 237.0●成田空港の歩み 1978-2018年1978 5.20 新東京国際空港開港1983 8.8 航空燃料パイプライン供用開始1991 11.21 第1回成田空港問題シンポジウム開催(1993年・第15回まで開催)1992 12.6 第2旅客ターミナルオープン1993 9.20 第1回成田空港問題円卓会議開催(1994年・第12回まで開催)1999 3.16 第1旅客ターミナル北ウイング・中央ビルリニューアルオープン2002 4.18 暫定B滑走路(2180m)オープン2004 4.1 成田国際空港株式会社スタート(空港名を成田国際空港に変更)2006 6.2 第1旅客ターミナルグランドオープン2009 10.22 B滑走路(2500m)オープン2010 7.17 成田新高速鉄道(成田スカイアクセス)開業2012 3.31 ビジネスジェット専用ターミナルオープン2015 3.29 空港処理能力が30万回に拡大4.8 第3旅客ターミナルオープン2017 7.28 航空旅客数累計10億人を達成10.18 国際航空貨物量累計6000万tを達成2018 3.13 四者協議会で「更なる機能強化に関する確認書」を締結5.20 成田空港開港40周年 開港当初から運用してきた第1ターミナルも、需要の増加に合わせて順次リニューアル工事を実施。2006年6月2日には、第5サテライトも新設した形で第1ターミナルがグランドオープンし、アライアンスごとの航空会社配置を実現した。また、2012年3月31日にはビジネスジェット需要に対応する首都圏初の専用ターミナルが、2015年4月8日にはLCC(ローコストキャリア)の拠点化を図る第3ターミナルがオープンした。この第3ターミナルは、日本にもすっかり定着したLCCのビジネスモデルに合致すべく低廉で機能的なターミナルを実現。「気軽に」「機能的」「わくわく」をコンセプトに、旅客動線には陸上競技場のトラックを模したスタイリッシュなデザインを取り入れるなど、分かりやすさや快適性を追求した。この40年で、航空旅客数のみならず国際航空貨物量も好調に推移し、成田空港は日本最大の貿易港としての役割も担い、世界経済において重要な役割を果たしている。 開港以来、発着回数や旅客数の増加とともに航空路線ネットワークも拡大している。国際線は、世界各地を結ぶバランスの取れたネットワークを誇り、2018年夏ダイヤ期初ベースで、過去最高の115都市118路線(40カ国3地域)を展開。その後もS7航空のイルクーツク線・ノヴォシビルスク線、オーストリア航空のウィーン線、ノックスクートのバンコク線、エア・カナダのモントリオール線が開設されたほか、7月にはフィジー・エアウェイズのナンディ線、9月にはニューギニア航空のチューク線の新規就航も予定され、着実にネットワークが拡大している。 国内線も18都市19路線に加え、7月にはバニラエアの石垣線、9月にはジェットスター・ジャパンの長崎線の新規就航が予定されている。開港からしばらくの間は、国際線の航空需要を担う空港としてその役割を果たしてきたが、成田空港は今や、LCCを含む豊富なネットワークで、国際線のみならず国内線を担う空港としても認知されている。 このネットワーク拡充のため、航空会社に対する各種インセンティブ制度も導入しており、NAAでは今後も引き続きネットワーク拡大に向けた働きかけを強化していく。 成田空港の国際拠点空港としての最大の特徴は、北米とアジアの結節点であり、アライアンスごとに利用するターミナルをまとめることで、スムーズな乗り継ぎを実現している。それぞれのターミナルでは、自動手荷物預け機や保安検査の処理能力を高めたスマートセキュリティの導入等、手続きの自動化、簡素化などで所要時間を短縮する「ファストトラベル」への対応も進めている。 また、これまで「遠い」と言われていた成田空港だが、アクセスの利便性・快適性の向上を図り、鉄道の時間短縮、高速バス路線の拡大と低価格高速バスの運行、高速道路網の整備の進展などが実現したことで、従来のイメージが払拭されつつある。さらに、主要観光地に高速バスでダイレクトにアクセスする「Narita Air & Bus!」も始まり、対象路線も7路線と広がってきている。観光立国実現へ路線・サービスも拡充Jun. 2018 3