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概要

GPR1806

左/関係者による鏡開きで開港40周年と新たなスタートを祝った(5月18日) 右/開港した成田空港の旅客便の到着一番機はフランクフルトからの日本航空446便 1978年5月20日に第1ターミナルで開催された開港式典で、福永健司運輸大臣(当時)は「古来、難産の子は健やかに育つ」と述べ、その後の発展に大きな期待を示した。幾多の困難を乗り越えての開港だったが、当時は1本の滑走路と1つの旅客ターミナルのみであった。 当初の乗り入れは、羽田空港から移転してきた国際線航空会社34社。到着の初便は、5月21日8時3分に着陸したロサンゼルス発アンカレッジ経由の日本航空1047便(貨物機)。12時3分には旅客初便のフランクフルト発日本航空446便が到着した。出発の初便は大韓航空802便の貨物機で、22日8時16分にソウルに向けて飛び立っている。 その後も需要は順調に増加を続け、成田空港は「日本の空の玄関口」としての役割を果たしてきた。それを支えているのは、NAAが広範囲にわたるステークホルダーの方々と共に取り組んできた、安全とサービス品質の徹底追求である。さらに、空港周辺地域の皆さまからの成田空港へのご理解・ご協力があってこそ、今日の姿を実現でき、毎日多数のお客さまにご利用いただいている。 1本の滑走路と1つの旅客ターミナルで開港した成田空港は、その後も整備を進め、1992年12月6日には第2ターミナルがオープン。さらに、成田空港問題シンポジウム・円卓会議での議論と合意形成等を踏まえて、2002年4月18日には念願の2本目の滑走路がオープンした。2180mの暫定B滑走路という位置付けではあったが、同年に開催されるサッカーワールドカップの開催前にオープンし、多くの選手・大会関係者や、世界からの観戦のお客さまを迎えることができた。 この暫定B滑走路も2009年10月22日には北側への延伸が実現し、2500mとなったことで、使用可能となる機材が拡大し、より安全性と利便性を高めることができた。開港40周年を迎え新たなステージへ世界最高水準の空港を目指して成田空港は5月20日に開港40周年の大きな節目を迎えた。その生い立ちから、今日まで幾多の困難もあったが、2017年7月には航空旅客数累計10億人、同年10月には国際航空貨物量も累計6000万tを達成するなど、その業績は好調に推移し、日本を代表する国際空港としての役割を果たしている。成田空港はさらにその先を見据え、世界最高水準と評される空港を目指して、新たな展開を進めている。施設を着々と増強し今日の姿に2 Jun. 2018 ZOOM UP!