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概要

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電子マネーに対応、バリアフリー型も導入一般駐車場の料金精算機等を更新 NAAはこのほど、お客さま用駐車場の料金精算機とシステムを更新し、利便性向上のため以下4つの新機能を導入した。①電子マネー対応:これまで駐車場料金の支払いは、現金、各種クレジットカードの2種類だったが、新たに電子マネーでの支払いに対応した。使用できる電子マネーの種類は、WAON、nanaco、Edy、iD、QUICPay、交通系(Suica、PASMO等)の6種類。これによりスピーディーな精算・出庫が可能となった。②バリアフリー機器:お体が不自由な方でも駐車場を利用しやすいよう、新たに車いす利用者に対応した事前精算機を導入した。従来の精算機に比べ、大型で見やすい表示画面、荷物台の設置、大皿の硬貨投入口等である。③多言語音声案内:外国人のお客さまの利用が増加しているため、駐車場事前精算機の多言語対応を行った。日本語に加え英語・中国語・韓国語に対応しており、精算機にある各言語のボタンを押すことで操作方法等を音声案内する。④車番認証システム:入出庫時にゲートで車番の機械読み取りを行い、駐車券番号と紐付けて入出庫データを管理し、事前精算済みであれば出口ゲートバーが自動で上がるシステムを導入した。このシステムにより事前に精算が済んでいれば、出口ゲートで精算機に駐車券を挿入したり料金を支払ったりする手間が省けることから、スムーズに出庫することが可能となった。 成田空港では、現在立体駐車場の建設工事等、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてさらなる利便性の向上に向けた施策を実施している。今後もご利用のお客さまがストレスなくスムー映像体験ゾーン「SKY TRICK MUSEUM」誕生第2ターミナルで錯覚技術の実証実験 空港としては世界で初めて「変幻灯」技術を活用した映像体験ゾーン「SKY TRICKMUSEUM」を、第2 ターミナル出国審査後エリアで5 月31 日まで開催している。これはNTTが研究・開発した光投影技術による視覚メカニズムの錯覚を活用した実証実験で、動かないはずの絵画や写真が動くように見えるというもの。サテライトの出発動線にスポーツをテーマとしたトリックアートとトップアスリートの大型パネル(カーリング、ラグビー、ジャンプ、サーフィンなど当初は全7 枚)を掲出。選手のなびくユニフォームや筋肉の躍動にまで動きが加わるという驚きの体験(Wow ファクター)を提供する。 「変幻灯」技術はすでに商用化されており、サイネージ、インテリア、エンターテイメントなど幅広い分野で展開が開始されている。 成田空港は、日本の優れた技術や文化の情報を幅広く発信できる“ショーケース”として位置づけられており、企業と連携した実証実験等を行ってきている。今回の実験はお客さまがこの「変幻灯」技術から受ける印象を調査し、今後の空間演出等への応用についての検討材料とする。また、今後、2019 年ラグビーワールドカップ、2020 年東京オリンピック・パラリンピックと大規模スポーツイベントの開催が続くことから、その機運醸成とスポーツの魅力発信にもつなげていく。通常タイプ( 左)とバリアフリー対応型の事前精算機笑って見えるのは錯覚で、実際は投影した顔の筋肉の“影の映像”が変化しているズにご利用できるような駐車場を目指していく。6 GREEN PORT REPORT Aplil 2018