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概要

Education181210

中国の教育旅行については、政府が日本からの誘致推進に取り組み、民間では修学旅行協会が設立された。官民で教育旅行誘致の機運が盛り上がるなか、新たな魅力創出や提案に期待がかかる。学校側にとっては、これまでにない視点での教育旅行の候補として見直すきっかけになりそうだ。中国の歴史と現代を知る 中国・江蘇省蘇州市で10月26~27日に開催された第8回日中韓観光大臣会合では、3国間における観光交流協力の深化について合意された。「青少年交流を推進し、日中韓教育旅行シンポジウムの開催を支持する」ことが共同声明に盛り込まれ、教育旅行分野で3国間が交流促進を目指して連携強化する姿勢を示した。 中国駐東京観光代表処の王偉首席代表は、「日中間では近年、観光相互交流の拡大を目指して、青少年交流の取り組みを強化することが確認されており、今回の観光大臣会合での合意も、教育旅行の機運醸成を加速させるものだ」と語る。代表処として、日本からの修学旅行需要の拡大に注力する方針を示している。 中国では今年初め、旅行業界関係者を中心に中国修学旅行協会が設立されている。「中国全土をカバーする修学旅行プログラムや中国各地にある修学旅行向けのコンテンツや観光資源、観光素材などを発掘して、世界各国に発信していくことになる」(王首席代表)という。 中国では3月に文化部と国家観光局が統合され、新たに中国文化・観光部が発足した。9月に来日した文化・観光部の張西龍巡視員は、「日中間には40年間にわたって教育交流を積み重ねてきた歴史があり、中国各地で日本からの教育旅行を受け入れる体制も充実してきている」と説明。中国政府は現在、青少年の交流や留学の促進に注力しており、「教育旅行の拡充を通じて青少年交流の拡大も実現していきたい」(同)と意欲を示した。 中国修学旅行協会の設立も、双方向修学旅行協会が新設官民で教育旅行を推進1 2[PR]