ブックタイトルDubai_2018

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概要

Dubai_2018

バージュ・カリファを超えるザ・タワーを2020年までに建設 ドバイのイメージとして定着した、近未来的なビルが立ち並ぶ風景。 石油の発見後、劇的な変貌を遂げてきたが、とりわけこの10年ほどの変化には目を見張るものがある。初めて訪れて、ここがかつて荒涼たる砂漠であったことを、リアルに想像できる人はいないだろう。 それが石油のもたらす恩恵であるのは間違いないが、実はドバイの石油埋蔵量は決して多くはない。それを把握し、いち早く石油依存型経済からの脱却を図ってきた事実こそが、現在のドバイを作り上げた源なのだ。 その開発の核となったのがホテル建設。世界から人を集め、ビジネスや観光の中心地となるには欠かすことのできないものだ。ジュメイラ・ビーチにそびえるバージュ・アル・アラブをはじめとして、強烈なインパクトを与える外観と、贅を尽くした内装、洗練されたサービスを提供するホテルやリゾートの数々は、いまやドバイが世界に誇る財産ともなっている。 さらにホテルの数は増える予定で、旅行者のあらゆるニーズに、完璧に応えられる世界でも唯一の場所となるのは間違いない。 「世界一」をキーワードに開発を進める国、ドバイ。気候や風土からは実現が不可能と思われるような土地で、世界最高、世界最大、世界初を夢見るだけでなく、それを実現するパワーは、人をも強く引きつける。 ヤシの木を模した人工島で娯楽施設と宅地を開発する「パーム・ジュメイラ」に、砂漠の花ヒメカリスの形からヒントを得た世界最高層ビル「バージュ・カリファ」。そのビルの足元に広がる「ドバイ・ファウンテン」では、世界最大の噴水ショーが毎晩繰り広げられる。 ドバイは40年ほど前に産出したものの埋蔵量が限られた原油を資源として最大限に活用。「世界最高の物を作れば人が集まる」との考えのもと、サステイナブル(継続可能)な国を作ろうとしている。しかし、ただ奇をてらったものを作り続けるのではなく、確実にそれらによってビジネスマンや観光客を引きつけ、そこから経済活動が拡大していく。そんな「世界一」を実現する原動力を備えた国なのだ。 2009年に起きた世界的な経済の収縮は、ドバイにも少なからず影響を与え、プロジェクトの見直しや変更が行われているものの、交通網の整備が進み、「ダウンタウン地区」「マリーナ地区」など大型都市開発も完成。都市として楽しめる魅力は増すばかりだ。ドバイメトロ(鉄道)やバスの路線が増設され、水上飛行機など新たな海上交通も登場した。 2013年に「2020年 EXPO」開催地として選ばれたドバイは驚異のスピードで訪問者数2000万人計画を宣言し、着々と実現に向けて動きはじめている。完璧なリゾートを目指す砂漠のオアシス「世界一」をかなえる原動力2019年完成予定の未来博物館1万7000人収容する中東アフリカ地域最大のドバイ・アリーナ