ブックタイトルDubai_2018

ページ
32/48

このページは Dubai_2018 の電子ブックに掲載されている32ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

Dubai_2018

 ドバイの公用語はアラビア語ではあるが、多国籍な人々が集う街だけに、英語が一般的に使われている。街中で買い物をする、現地に暮らす人々と交流する際に使われるのは英語であり、これまで学んだ英語がどれだけ通じるのかという実践的な語学研修を行うことができる。例え英語での会話が弾まなかった場合でも、学習意欲が高まるという成果も得られるようだ。アラブ首長国連邦の一つを構成するドバイ。世界屈指の金融都市として発展著しいこの街は、多国籍な人々が集まる世界経済の先進地であり、日本の学校が行う教育旅行先として注目を集め始めている。「世界で活躍するビジネスマンなどに出会い、自分も将来、そういう人になりたい??。研修旅行を終えた生徒はこんな感想を抱き、真の国際教育を行うことができました」。こう語るのは、2011年からドバイ研修旅行を行っている広島なぎさ高等学校の畑中輝先生だ。海外においてより良い教育旅行を模索する意欲的な学校にとって、これまで教育旅行の候補地として名が挙がることの少なかったドバイは、他国では達成できない多くの成果が得られる研修先である。 他国では得られないドバイ教育旅行での大きな成果は、参加した生徒の将来・進路意識が前向きに変わることだ。現地で活躍する日本人との交流、目を奪われる超高層ビル群を目の当たりにするといったことにより、生徒の進路意識が前向きになるという。加えて、日本国内では深く知ることの難しいアラビア文化をリアルに体験することで、世界の多様性を実感。こうした経験を通じて、真の国際教育を実践することができる。 教育旅行先に求められる条件のなかで、最も重要なポイントが安全性だろう。畑中先生によると、「モスクやスーク(専門店が集まる市場)、中心部や郊外など広く訪れましたが、安全性に不安を覚えることはありませんでした」という。ドバイは肌の色も国籍も宗教も異なる世界中の人々が集まり、日本人も多く暮らすだけに、日本からの生徒が稀有な目で見られることはない。まずは、事前の視察で現地の情勢をしっかりと確かめたい。 世界中からの旅行や会議など、大人数の団体も数多く訪れるドバイ。ホテルの数も大人数が食事のできるレストランもたくさんあり、日本からの教育旅行を受け入れる態勢が整っている。さまざまなシーンで英会話が生まれる広島なぎさ高等学校の現地大学との交流高層ビルが林立するドバイ市街気さくな人々が迎えてくれる広島なぎさ高等学校のミーティング(上)とランチの様子 現在、200以上の国々から人々が集まっているというドバイ。世界的な国際都市だ。そうした多国籍な人々と交流し、調和が図られた社会を見ることで、さまざまな教育的な成果が得られるという。「滞在したホテルでは、ここで働く多国籍な人々との交流の場を設けました。地元の人、フィリピンから働きに来ている人、もちろん日本人もいます。こうも世界各国の人と一度に会う機会は、そう得られるものではないでしょう」。広島なぎさ高等学校も世界各国の人々との交流プログラムを実施して、多彩な成果を得ている。ドバイ教育旅行では、より多くの交流の場を設けたい。新たなる可能性を秘めた研修先アラブ首長国連邦 UAEドバイ教育旅行01 将来・進路への刺激になる02 安全で親日的な現地情勢03 大人数の受け入れインフラが整う04 実践的な英語が学べる05 多国籍な人々と交流できるFeatureドバイ教育旅行の“ここがポイント”32