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概要

40_1964-2003

韓国で知らぬ人はいないというくらいに有名なブランド米が“利川米"だ。いわば、韓国のコシヒカリ的存在。朝鮮王朝時代から味の良さで知られ、かつては国王に献上されていた。透き通るように白いその米は、見るだけでも食欲をそそる。利川市内に数多くある韓定食店では、この利川米を石釜に入れて強火で炊き、ふっくらした最高の味でいただくことができる。ご飯は、まず石釜から茶碗に移し、お焦げの残った釜にお湯を入れふやかして食べるのが決まり。こうすることで、純粋なご飯の味と、お焦げの香ばしさを同時に味わえる。もちろん、韓定食はカルビの煮付け、キムチ、厚揚げ、鍋、カニ、野菜炒め、みそ汁など、食べきれないほどのおかずが付きご飯にぴったり合うものばかり。お米を主食とする日本人として、京畿道に来たら必ず食べたい名物料理だ。「御膳の足が折れるほど」おかずが並ぶ、韓定食石釜でふっくら炊いた、利川米のご飯日本人の日に合う名物料理が豊富その他の京畿道の味京畿道には、ほかにも多彩な名物料理が揃っている。軍事境界線に近い臨津江はうなぎの産地でもあり、城州市の臨津江流域にはうなぎ専門店がいくつかあり、塩やコチュジャン(とうがらし味噌)で焼いて食べる。利川の隣、騒州は蕎妻を使った冷麺「マッククス」が名物。一緒に出される「ピョニュク」(煮て薄く切った牛肉)もあっさりしておいしい。川魚の名産地でもあり、「ソガリ」(朝鮮けつ魚)の幸い鍋「メウンタン」も人気だ。エバーランドなどがある竜仁市は、煮込んだ豚の内臓に肉やキャベツ、タマネギ、ニラを詰め、胡椒や塩で味付けする「スンデ」が有名。特有の臭みはなく、誰でも食べられるさつばりした味だ。カルビでも知られる抱川市ニ新鮮なものほど飲みや東洞は、酒好きにはたまらない すい、二東マッコリ土地。下記のペサンミョン酒家のほか、マッコリ(にごり酒)の産地としても知られる。新鮮なマッコリはヨーグルトのような味わいで飲みやすく、値段も安い。また、韓国民俗村の市場でも味わえるトンドン酒は、マッコリの上澄みだけを取つた酒。透明感があり、すっきりした口あたりは、他ではなかなか味わえない。トンドン酒と称してマンコリを出す店が多い中、民俗村では本物のトンドン酒がヽ未わえる▲猷覆lp副ペサンミョン酒家長い歴史を持つ、韓国の伝統酒。その文化を今に伝え、新しい酒文化を創ろうとする企業がペサンミョン酒家だ。美しい薬用伝統酒「山査春」で有名なこの酒造メーカーは、京畿道北部の抱川市に工場を持ち、その敷地の一部を「伝統酒博物館」として―一般に公開している。博物館は、昔ながらの醸造道具や酒造りの過程を表現した模型などを展示し、朝鮮時代からの伝統的な醸造の様子を学べる。また、酒造りの様子を観察できるよう顕微鏡や、発酵の際に麹から発する音を聞ける装置もあり、言葉がわからなくても、韓国が大切にしている伝統酒文化に触れられる。1階ではペサンミョン酒家自慢の5つの薬用酒を無料で試飲でき、手頃な値段で伝統酒を購入できる。発酵するかすかな音を、集音装置によって聞くことができる。視覚・聴覚・味党に訴える博物館「・“自レー●憲ダ5種類の伝統薬用酒や、梅酒などの伝統酒カクテルを無料で試飲できる。アルコールは14度程度。また、酒粕を使った菓子やつまみなども製造しており、手頃な価格で購入できる。伝統酒は立派な容器で土産に最適DATA見学時間は9~ 19時、l日正月と旧盆が休館。見学は事前の予約力1嘔涅ましい。Tel:031‐ 531‐ 0440(伝統酒博物館)Te!:02‐ 553-9727 (ヨド社)国王に献上されたブラン黙禾りlI米と韓定食屏L哺予,r¬ヽノ‘  .り、宦I 』理」「よ′1_fロ酒¨~‐・.― 』饉¨ 』だへ(繭警'守ノ|」峰8キ