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概要

35_1964-1999

中間ミンドセントグックDESTl?肝10?∨islonMAR緻鞣自己中心的ノイコセントリック図1 スタンレー・プロッグのサイコグラフィックモデルさらに重要になる,と言えそうだ。リピーターの増加や個人旅行者の増加はこれを意味し,質の高い団体旅行への回帰が現実化している背景にもこれがある。子持ち家族は,親の成長レベマイアミ 米国 ′ヽワイ イギリス カリブ南欧 日本 南太平洋 アフリカ _ ._良く知ってしヽる目的地 あまり旅行者の行かない目的地 ノ睫旅行をするの`で`はなく, 子栗陽露警愕、男ス 暫と:1置:誕IT険的行動 供の成長レベルで旅行目的地を絶至承旨車などのアクセス可能な所 濡型程で出かけるような所 選択する。これはこうした成長雪型鋼譜ぞ請奮彗所 霙詫1毬慧Iiti■3生活体験 過程が旅行先の選択に影響を及プログラム・食事込みのパッケージ旅行 自由な旅行形態 ぼす例のひとつだ。また,海外旅行初心者が,何度か海外旅行動内容に変化が生じ,受け入れ側はその対 に出かけて慣れてくるにつれて,旅行先で応に迫られることになる。 の行動の幅が拡大してくるということもそこのためトップ10に入りそうな目的地で の例だろう。は一般的に旅行者側の動機と受け入れ側ダ デスティネーションが旅行者を選ぶ時代提供するサービスとのミスマッチを生じさせないための仕掛け作りが重要となる。従来,受け入れ側では対応の多様化が検討されてきたが,今後は一カ所ですべてを満足させるという“てんこもり型観光地"から,観光客個々の精神的状況に対応できるだけの個性を持つ,“ 分散。多様化した観光地"がひとつに統合された形態に変わっていくのでは必然だろう。また,情報レベルの低い,いわゆる旅行初心者への情報提供が置き去りにされる傾向への対応も考えなくてはならない。先端を走る層と遅れてくる層へのアプローチを間違えると,市場を孤立化させ総需要が制限される。社会の様々なレベルの人が,やがては成熟した状態に至るということは,この両者の乖離が次第に拡大し,分散化していくということを意味している。従って旅行の場合,同じ旅行目的地を訪れても,その目的も動機も,旅行者個人の軸によって,バリエーションを持つということになる。ここからも,観光客誘致の観点から見ると,旅行目的地の分散化というよりも,受け入れ側での多様な観光魅力作りが,今後表2発達段階ライフサイクル潜在動機目的地行動保護者と一緒(安全確保) 自己中心性内向的他己中心性他者中心的/ロセントグックこのように人の成長発達とその旅行行動への影響について議論してくると,今後の海外旅行の方向性のいくつかを指摘できる。第一に,デスティネーションについては,今後ともそれほど大きな変化は生じないということだ。 トップ10の目的地。国は今後も同じようなグループで推移するだろう。またそれらがすでに人の発達に応じた,様々なレベルの観光魅力を備えているということも理解したい。第二は, しかしながら, トップ10デスティネーションヘの集中は,今後は次第に緩んでいくだろうという点である。 トップ10の割合が減少し,その分,他の目的地や国へ分散化し,多様化が強まるということだ。だがこの多様化についても,人々の成長や心理的背景に応じた段階を経て,次第に拡散するという点に注意する必要がある。ハワイヘ行った旅行者がその次にモンゴルやカンボジアヘ行くという確率は,彼らがアメリカ本土やオーストラリア,シンガポールなどへ行く確率よりは低いのではないか,という意味である。第二は,旅行者の観光地における活動の進化と深化である。リピーター中心の海外旅行市場は,旅行者が回を重ねる度に次第に習熟度に応じた活動を欲するようになり,これに応じた魅力の創出が必要となってくる。海外旅行への慣れとその都度深まる欲求は,自己実現と自己充足に向けて,さらに高度な欲求と内容を要求していくことになろう。旅行者はその旅行目的地の選択において,この点をより重要視する時代がやってくる。第四は,このような活動的な旅行者は,やがて歳を重ねるとともに,再び過去を振り返って成熟した成人としての旅を求めるようになる点だ。21世紀はこうした“成熟した成人",つまり高齢者の旅がイニシアティブをとるようになるのは言うまでもない。彼らが旅をリードすることで,旅のもつ意義はますます重要性を増してくるだろう。第五は,旅行者受入先におけるこれら成熟した旅行者と旅行初心者たちとの融合をどのように図るのか。つまり後発国からの旅行者を同時に受け入れることになる,旅行目的地の抱えるジレンマがますます顕在化するのではないかということである。これによリデスティネーション側が,その受入体制に見合った訪間客を選ぶということが起きてくるかもしれない。エコツーリズムなどはその前兆であって,21世紀には,誰でもができるというわけではない旅作りが可能となるかも知れないのだ。これもまた人の成長の故であり,なんらかの資格試験にパスした者だけが特定の旅を楽しめるといった時代がやってこないとも限らない。人は肉体的・精神的に刻々とその成長を遂げていくが,こうした旅行者を受け入れる側でも,同様の成長が必然となってきている。そして21世紀には,この成長に見合った観光魅力・素材を提供できるデスティネーションだけが生き残っていくことだろう。筆者紹介佐藤博康(さとうひろやす)静岡精華短期大学助教授1949年生まれ。74年国際観光振興会(JNTO)に就職,シカゴ.ロサンゼルス事務所などに勤務,94年文部省国際交流ディレクターとしてシカゴ赴任。98年4月から現職,国際観光論,観光事業論などを専攻Ⅱ 独身(自立) 外向的Ⅲ 子持ち家族(家族形成) 自己中心性内向的Ⅳ 夫婦のみ(自己充足) 折哀型折哀型1980アメリカ台湾韓国香港フィリピンシンガポールフランスタイ中国イギリス. 24167782760694… 875%1982アメリカ台湾韓国香港フィリピンシノガポ~ル中国1984アメリカ台湾韓国香港中国シンガポールフフンスフィリピンイギリスタイ.39200344658833841%1986アメリカ台湾韓国香港中国シンガポールフフンスイギリスタイフィリピン46189615516193.837%1988アメリカ台湾韓国香港中国ンンガポール豪州フランスタイイギリス72092478426867855%f990アメリカ韓国香港台湾シンガポール豪州タイ中国フランスイギリス933272210997431….84.8%1992アメリカ韓国香港台湾ンンガポール豪州中国タイイギリス北マリアナ949451811790699805%f994アメリカ韓国香港中国台湾シンガポール豪州タイインドネシアイギリス.10671879135789347859′ 61996香港韓国台湾豪州シンガポールタイイタリアイギリス1306894316694769782%1998アメリカ韓国中国タイ台湾豪州香港シンガポールイタリアイギリス.1221725515806218.772%アメリカ中国フランスタイインドネシア23760402771911857%`θ