ブックタイトル30_1964-1994

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概要

30_1964-1994

【旅は世につれ,世は旅につれ】▼リピーターの増加に伴いオプショナルも多様化,ジャングルサファリツアー(オーストラリア・カカドゥ国立公園)なども登場オプショナノンでツアーに味付け1975年頃からオプショナルツアーは,ツアー商品の柱のひとつとなってくる。理由は2つある。ひとつは,海外旅行が一般的になるに連れて滞在型商品,フリータイム型が増え,滞在中のプログラムをオプショナルツアーとして売った。もうひとつは,価格競争が激化したことから,観光部分をできるだけオプショナル化することで販売価格を下げられたことが喘占げられる。また,現地通貨で支払うオプショナルは,為替リスクが避けられるというメリットもあった。逆に消費者にとっては,基本的な観光は一緒に回り,オプショナルツアーで旅行に変化を付けることで個性的な旅行を実現できる満足感があった。周遊型コースなどでも,主要観光地以外の細かい観光についてはオプショナルで対応するケースが目立ってきたのもこの頃である。1980年fゼ麦半になると,リピーターが増えるようになリツアー商品も,フルペン型,フリータイムが一部設定されたツアー,フリータイム型と大きく分かれていく。 リピーター向け商品として設定されたのがフリータイム型だが,現地観光については好みで選べるオプショナルで対応するのが一般的になった。また, この頃から女性層の急激な増加,リゾートブームなど,旅行パターンそのものに大きな変化が出てきた。ありきたりの観光地めぐりが萄文遠され, よリテーマを絞ったものやスポーツ,アクティビティが求められるようになってくる。リゾート滞在型ではアクティビティや周辺観光など,滞在中はほとんどオプショナルで対応するようになり,都市観光も観光地だけでなく食事やショッピングなどのオプショナルも登場してくる。コースの多様化よりも,オプショナルを多様化して参加者の選択肢を増やすことで, より自由な旅行の実現を図ったのである。どれだけ充実させられるかがひとつの鍵となっている。FITが増えている反面,海外をすべて個人で旅行できる日本人はまだ多くはない。旅行会社に頼りながらも, 自由な旅行をしたいというのが大勢。海外旅行の目的も観光,スポーツ,体験など様々で, より手作り感覚の旅行が求められている。それに対応できるのがオプショナルツアーで,どれだけ細かくバラエティに設定できるかがポイントになってくるのではないだろうか。「オプショナル」という付属的なものではなく,オプショナル選びが主流になってくる。つまり,オプショナルはツアーを自分流にアレンジできる「トッピング」として,着地型商品のオプショナルツアーは,今後ますます多様化しディスティネーション開発の起爆剤としての重要性が高まろう。今後は海外旅行の核になるありきたりのツアー,お仕j静せのツアーカ消娼童され,フリータイム型商品がいっそう増えている現在,オプショナルツアーをトリゾートではスキューバダイビングなど,マリンアクティビティのオプショナルは欠かせない・■==゛●中嘔′1焙W/93′_`く_「´´“‐´~ .日■ 日理■国‐“圏鶴