ブックタイトル30_1964-1994

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30_1964-1994

【旅は世につれ,世は旅につれ】▼職場旅行の人気目的地は1位ハワイ, 2位香港, 3位グアム・サイパン変わる参加意識と目的地報奨旅行と海外職場旅行の共通点があるとすれば,参加意識と目的地の変化である。かつては主流であった熱海1泊・広間で大宴会という国内旅行は,ヤング世代から敬遠され海外旅行力政子評だ。ちなみに,社団法人日本旅行業協会(JATA)が,93年に行った「社員旅行意識調査」(首都圏30財土対象)では海外職場旅行に対する若年層の満足度は,「海外47%に対し国内24%」と指摘している。一方,年配層になると満足度は「海外38.4%に対し,国内31.1%」と急接近しており,行動性の違いが明確に出ている。そしてまた,>職場旅行の非課税枠拡大に伴い,旅行会社は従来にも増して,熱心な取り組みをみせるようになった旅行経費については前出の産業労働調査所調査では,国内1泊2日では平均額は3万7519円,企業負担率は,100%負担が28.5%で,50%から100%未満が24.7%であり,小企業ほど会社側の負担率が高い傾向が出ている。訪問先の人気を見ると,①ハワイ,②香港,③グアム・サイパンがベスト3で,以下,韓国, シンガポール,台湾の順で続く。比較的,安。近・短が中心なのは,従来の3泊4日という期間限定と旅行費用に限度があるからだ。しかし,改正された4泊5日の期間限定は目的地の滞在日数が基準であり,乗り継ぎのための前後泊は含まれないため旅行者の行動半径は拡大される。加えて航空会社の直行便就航都市の拡大により,オセアニア,米本土やヨーロッパ主要都市も今後,射程内に入ってくる。問題となるのは旅行経費の負担額である。今後,景気回復がいつの時期になるかが注視されるところだ。報奨旅行にしても職場旅行にしても,大型の団体旅行が多いだけに,旅行会社にとっては,海外旅行の個人化傾向が進む現状から見て,魅力ある客層であることには違いない。しかし,対象企業へのセールスアプローチにしても,今までのように漠然と海外旅行を押しつけるのでは相手が受け付けない。顧客の企業体質や職種にフィットする企画と,魅力的な旅行づくりを行う時代に直面している。好不況にかかわらず,海外旅行自由化から始まった30年の時間経過は,今,この2つの特殊な分野に対応できる本格的なマーケティング・セグメンテーションを必要としている。/11‐‐.■‐‐島熊鰊(N広レ1毎外)レ相軋絋― 幹事さん大集含一J′ r聰獄‐E .、:障,″t議「■暉「甲`‐筆~「賢τ=F・さ躍」「… | t露″ll猪`く《R■ .7象巡■■「■噸「● ―T戸麒惨豊麓節|