ブックタイトル30_1964-1994

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概要

30_1964-1994

旅行0航空業界へのCRS編予約の自動化から情報検索まで総合旅行システムヘと様変わり旅行業界のコンピューター化は,CRS(コンピュータ予約システム)を中心に航空会社系ヮ旅行会社系とも,それぞれ独自に開発が進められヮシェア争い,端末機公害といった問題も起きたが,各CRSが接続できるヮより総合的なシステムヘと新たな時代へ入りつつある予約自動化から始まり,生存競争へと発展した航空会社系CRS日本の航空会社系CRSの初めは1964年。日本航空の「国内線電子座席予約装置」による「JALCOM― I」力斗刀めだ。70年代に入ってジャンボ機が導入されると,予約取扱量の増大に対応するため,システムを刷新したJALCOM― IIが【圭場し,79年になると予約機能に加えて,発券業務の自重妍ヒなど,大幅に機能が拡充されたJALCOM‐ Iが稼働する。そして国際線の運賃計算機能,ツアーシステム,ホテルシステム,事前座席予約機能などの基幹業務のシステム化が次々と行われた。さらに80年代以降も,中立的なシステム▲日本の航空会社系初のCRS「JALCOM‐ 1」が1964年に導入されたへの転換を図るとともに,使いやすさの向上,旅行代理店向け機能の開発。改善強化が相次いで行われる。この間,88年にはシステム名をJALCOMからアクセスに改め,日本航空のCRSから総合旅行システムヘの転換を図った。それまで日本の国際線のCRSは日本航空のものだけだったが,80年代半ばになるとユナイテッド航空の「アポロ」,アメリカン航空の「セーバー」という2大CRSが日本に上陸。88年からは国際線に進出した全日空も「エイブル」を導入し,90年には東南アジアの航空会社6社と共同で「インフィニ」を設立する。ヨーロッパでもCRSの展開が大きな問題となり,特にヨーロッパヘの進出に積極的なセーバーに対抗してヨーロッパの航空各社もCRSのグループ化を急いだ。英国航空,KLMオランダ航空,スイス航空,アリ▲スイス航空のCRS「PARS」の訓練を受けるスタッフたちタリア航空による「ガリレオ」,エールフランス,スカンジナビア航空,イベリア航空による「アマデウス」などが登場し,80年代後半にはほぼ世界の主要航空会社はいずれかのCRSグループに属するようになった。各システムともそれぞれ専用の端末が必要で,その普及が航空会社の経営を大きく左右することから,端末機の展開をめぐって熾烈なシェア争いが激化しだしたのもこの頃からだった。▲旅行会社のカウンターに次々とコンピューターが導入されていった。写真は1977年,郵船航空に導入されたコンピューターのテープカット風景729驚露摯感瑾饉由ピ爾雉ご`′ヽ/`r.晨″爛:‐「111チやヽ.:1151・‐. 1