ブックタイトル30_1964-1994

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概要

30_1964-1994

″1ぢ″文化・歴史・伝続を理解するための人的交流をアセアンセンターは,1981年(昭和56年)5月にアセアン諸国と日本との政府間協定に基づき,国際機関として設立されましてから約13年間,また,その前身の機関からの時代を合めますと約22年間,アセアン諸国への日本人の旅行促進のためのさまざまな活動を行ってまいりました。現在では,年間約1200万人が気軽に海外に出掛けておりますが, 1964年(昭和39年)では約12万8000人, 1972年(昭和47年)には約140万人という統計を見ますと,まさに隔世の感があります。アセアン諸国においては, もっと顕著な伸びを見ることができます。1971年(昭和46年)のインドネシアヘの日本人旅行者は1万7000人でしたが,1992年(平成4年)では40万人を超えました。他の国々も同様で, 日本の旅行市場の成長に改めて驚いております。当センターでは,設立以来,アセアン諸国の文化・伝統・魅力をより身近に触れていただくためのイベントや,各種セミナーの開催,アセアンの観光産業従事者を対象とした日本人旅行者への対応の訓練セミナーや, 日本語観光訓練などの受け入れ態勢の充実を図るための諸事業を実施してまいりました。当センターのこのような活動も,アセアン諸国の日本人の旅行促進の一助になってきたのではないかと考えておりますが,アセアン諸国の努力および魅力によるとこ野村 豊氏国際機関アセアンセンター事務総長ろが大きいと思われます。さらに1992年(平成4年)には,アセアン各国と協力し合い, さまざまな趣向を凝らして「アセアン観光年」(VISIT ASEAN YEAR 1992)キャンペーンを大規模に展開し,大きな成果を挙げることができました。アセアンは,今, 日本人の旅行先として最高の条件を備えています。また,アセアンを訪れる観光客にとって最大の魅力は,何と言っても透き通るような海です。アセアン各国には特徴あるビーチが目自押しです。アセアンはビーチの宝庫です。“ASEAN"の中には“SEA"(海)があります。アセアン諸国は高度経済成長地域として注目を浴びておりますが,近年,アセアン諸国間の関税引下げによる貿易促進のためのAFTA(アセアン自由貿易圏)が設立され,さらに広くアジア大平洋地域を呪んでAPEC(アジア太平洋経済協力閣僚会議)が開催されるなど,アセアン諸国および日本を取り巻く環境は大きな変化を見せております。今後,日本とアセアン諸国とは,より強力なパートナーシップで結ばれる必要があり,そのためには経済関係のみならず,アセアン諸国の文化・歴史。伝統などへの理解のための人的交流が不可欠であると考えます。日本人海外旅行者2000万人時代に向け, より多くの方にアセアン諸国を訪れ,その魅力を満喫していただきたいと思います。▲1983年に開催されたリゾート商品の販売セミナー(東京・写真左)と旅行情報を提供するトラベルセミナー0し幌)27轟醸籐瞬7711′理臓]Lトラベルセ三ナ´,■■一鯰鰈L」|■護