ブックタイトル25_1964-1988

概要

25_1964-1988

響9/4|||‐ |■ || |■||||■‐| ||||第1次石油危機運賃値上げにテンヤワンヤ中瀬 昭●郵船航空サービス/旅客部調査役「母サン,今年ハモウ,ハワイ行キハ,ヤメタ」という暖房器のテレビ・コマーシャルがでたくらい,ハワイ志向の年でもあり,また,添乗員なしのハワイ。キャッチボールが始まった年でもありました。航空運賃の再度の値上げと, 3月のトルコ航空機のパリ郊外墜落, 4月のパンアメリカン航空機のバリ島墜落の事故と上ったり,下ったり。その上に政府は「観光は不要不急」という。まったく1974年は,大変な年であったと記憶しています。り1書0情卑によリ3月188詢CD.|ムノoO n氏ル,4RI員｀1へ11値上げ騒動に日本中がテンヤワンヤ(写真:共同通信)した。しかしながら,また一部のオペレーターの反対意見で中断。ちょうどパリでトルコ航空,バリ島でパンアメリカン航空の事故が相次いだため,テーマを各地の保険事情にしぼり話し合う事となりました。同年6月のJATA総会では,旅行業者の代表から「トラブル発生の際の責任問題を明らかにする意味でもツアーオペレーターを規制すべきだ」との発言があり,これを受けて7月には当時の海旅委員長であった東京観光の吉村光雄社長から正式文書で要請がなされました。それはJATAの賛助会員であるオペレーターを中心として,部会または協会を設立するように, というものでした。これにより,協会設立に反対意見を持つ外人オペレーターを説得し,やっとOTOA設立にこぎつけたわけです。当初,12社で発足,その後いろいろな問題も生じましたが,現在の会員は約90社に達し,近い将来には100社以上を数えると予測され,社団法人化を目標に活動を続けております。1974年。15年前の話になります。前年73年秋のオイル・シヨックは経済成長の波に乗る日本に冷水をあびせるものでした。国際線出発の羽田のカウンターに,ひとっ子ひとりいなくなるというありさまは衝撃でした。しかし, 1カ月を待たずに,空港には,雑踏が戻りました。この日本人のヴァイタリティーにも驚いたものです。パッケージ・ッアーも成長期に入り,海外旅行の主流がグアムからハワイに移りつつありました。国内ハネムーンは南紀,宮崎日南コースと北海道が主流のころです。この年は,石油危機による航空運賃の値上げが再度にわたりました。1月に第1次の値上げがあり,なぜか5月連休前にもアメリカ・コースの値上げがあった。これには参りました。急ぎホリデイ,マッハと当社ダイヤモンド・ツアーが歩調を合わせぎるを得なくなり,連体のアメリカ・コースを催行せずとしました。マッハの企画担当者がニューヨーク・コースの催行中止に抵抗したけれども,泣いてもらつた。みんなでやめれば恐くない.′ 各コースともに,出発日が目の前に迫まっていました。この年は7月にも運賃値上げがあり,パンフレットが出来上ると売り値が違うというひどい年でした。旅行の予約時と出発時の売り値の違いは,再確認と請求書の再発行となり,その手間でテンヤワンヤのありさまでした。紙の森谷哲也社長の御尽力により,当時の運輸省観光部業務課長・山下文利氏に御出席頂き説明会を開かせて頂きました。最初は登録が必要との事でありましたが,我々の業務内容を説明しましたところ,結果的に登録は必要とされない事になりました。その際,山下課長によリオペンーターに関する認識不足の為,種々の誤解を招いたが,今後の為にも早急に協会を発足するようすすめられました。が,一部の反対が強く実現出来ませんでした。1974年5月にJATAの海旅委員会から賛助会員であるオペレーター10社余りが招かれて,初めて昼食懇談会が催されました。テーマは当初,地上費の支払い問題,特に4月1日より新たに日銀からの外為法に基づく役務契約締結の許可が必要となったため,これが話題に上がりまヽL、松憫爛Ｆ購∠ Ｊど押目■OTOA発足難産ゆえに大きな意義OTOA(海外ツアーオペレーター協会)も設立以来,早くも満15年を迎える事となりました。その設立の過程を振り返りますと,1968年に初めて欧米のオペレーター8社余りで定期的会合を持つようになったのが,そもそもの契機といえましょう。しかし,これは外人同士の軋礫の為,半年で中断せざるを得ませんでした。1971年11月からの業法改正に当たっては,初め我々オペレーターにも一般旅行業の登録が要求され,それに対応する為,また会合を再開する事となりました。再開に先がけて6月にトラベルジャーナル編奢:方・ユニイ言●インディベンデント・ツアー・センター′/ゼネラルマネージャー82＼ 亀膠棗F褻Ч.‐ 11 1褥薇