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概要

20_1964-1983

////////努/〃/″ /ま/ぜ/τ /海外渡航自由化20周年を迎えて運輸省大臣官房観光部長西村 英一わが国においては、国民の海外渡航は東京オリンピックが開催された昭和39年から自由化され、53年には外貨持出制限も撤廃されました。これらの措置は、国民所得の増加、余暇時間の増大等と相まって日本人海外旅行者の数を飛躍的に増加させており、39年度に13万人であったのが58年度には423万人となっています。海外旅行は、国際間の人の交流を活発にし、諸国民間`の相互理解を深める重要な役割をもっています。海外旅行によ1)国民は外国の文化、歴史、自然等を肌で感じ、同時に外から客観的に日本を見直すことができ、その意味で海外旅行は国民が国際的な感覚を身につける好個の機会を提供してくれます。とくに、昨今の日本を取|)巻く国際情勢の中で重要な問題となっている貿易摩擦問題等を解消するにあたって、国際往来の活発化による諸国民との相互理解の増進が有効な手段となることはいうまでもありません。海外渡航自由化20周年を迎えるにあたり、これまでの海外旅行の実情をまとめられた本書が刊行されることは、誠に時宜を得たものであり、各方面において広く活用されることを期待しています。この機会に海外旅行の今日的意義が再認識されることを、また、国際親善に大きく貢献する海外旅行が今後さらに活発化することを願うものであヤ)ます。わが国旅行産業σ`潮流"を詳述する好企画田日本旅行業協会(JATA)会長兼松 學日本人の海外観光渡航が自由化されて20年になります。現在、海外渡航者数は年間400万人を超え、海外旅行はすでに国民生活の一部として定着しました。また、JATA加盟の旅行業者も、自由化当時の正会員41社から、正会員479社、準会員798社、賛助会員58社、在外賛助会員334社と増え、旅行産業としての成長も目党ましいものがあります。またこの間、法律面では、「 旅行あつ旋業法」から「旅行業法」へ、さらに1983年には消費者保護を前面に打ち出した新業法へと改正されたことにも見られるとおり、業界を取り巻く環境も変化してお|)ます。JATAとしても、常に公正なる企業間競争が行なわれる土壌づくりや、ニュー・メディアヘの対応などに、積極的に取り組んでゆく所存です。今、20年という節目に当たるとき、『日本人の海外旅行20年』が刊行されますことは、誠に時宜を得ており、業界人にとって、わが国旅行業界の“潮流"を知るうえでも貴重であり、また、新しい時代への対応を考えるに際しても役立ち得るものと思います。濯““嘲´い.ヽ氏_`ゝ―■』圏憚孵5‐‐'k,1レ