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概要

20_1964-1983

1972ビ絣晩淋―ノンセー″ナムグアム島で元日本兵の横井庄―さん発見のニュースで幕を開けたこの年,(神国際旅行業協会が、旅行業法指定の「旅行業協会」として,新たなスタートを切った。またこの年, 日中共同声明により国交が回復,中国旅行が一躍クローズアップされることになった。好材料に恵まれ,海外旅行はこの年も前年に引き続き44.8%増という爆発的な伸びを記録した。さらに, 8月1日からは弁済業務を開始することになるが,弁済業務保証金制度は,それまでの営業保証金制度と同じく,旅行業者と取引きをする旅行者の保護を主目的とするもので,旅行業者が所定の供託金を出し合い,万一の場合,共同で弁済業務に当たろうというものである。海外渡航者の増加とともに旅行業者の取扱量も必然的に膨大になるにつれ,ひとたび事故でも発生しようものならその債務は巨額なものとならぎるを得なくなっていた。そのため旅行業界では旅行業者の責任問題が何かとクローズアップされるようになってきていたが,同制度もそういった業者責任を業界が共同して負うという精神に貫かれていた。いずれにしろ同制度の確立は,従来,経営基盤の弱い業界といわれていた旅行業界にとって,社会的にも大きな意義を持つものとなった。JATAが「旅行業協会」法定3業務を開始海外旅行市場の急成長とそれに伴う旅行業者の増加などによって,旅行あつ旋業法が実情に即しなくなったことから法改正作業が進められ,前年の5月公布・11月施行となった「旅行業法」は、この年の11月10日から,旅行業務取扱主任者制度も発足して,本格的にスタート。10国際旅行業協会(JATA)も4月から,運輸大臣指定の旅行業協会として、0全国旅行業協会(全旅協)とともに再スタートした。これに伴って,JATAは新たに①旅客からの苦情処理業務,②弁済業務保証金に関する認証業務,③一般旅行業務取扱主任者の国家試験委託業務一の3法定業務を新たに委託業務として担当することになり,協会内に苦情処理,保証業務,教育・試験の各委員会を新設した。旅行業法で新設された取扱主任者は,11月の同制度発足時から各営業店舗ごとに1名以上配置しなければならないことから,運輸省観光部では4月から主任者の認定審査を開始し, これに備えた。一方,JATAは試験免除科目の指定講習会と国家試験代行を8月から2ヵ月間にわたり,全国で実施した。さらに10月には全国4ヵ所の試験場に2,884名の受験者を集め,初の旅行取扱主任者試験を実施, この年には合計9,899名の主任者が誕生した。日田中9月25日に中国へ出発した田中角栄首相は29日, 日中共同声明を発表, これにより日中国交回復の路線が敷かれた。戦後中国から引き揚げてきた日本人は約50万人といわれ, これらの人々を中心にした中国旅行は,旅行業界にとって巨大なマーケントを形成すると同時に,新しいデスティネーションとしても一躍脚光を浴びることとなった。しかし,その後,春と秋に行なわれている広州交易会(見本市)に集まる外人パイヤーのホテルが思うように確保できないなど,中国国内の宿泊施設が未整備で, しかも外国資本の進出にも困難があるという状況が認識されるにつれ,一時お祭り騒ぎにまでなった旅行業界の中国旅行熱も,極端なフィーバーぶりは影をひそめ,長期的な商品化を目指す方向へと転換して行った。中新時代の幕開き首相訪中で国交回復日中国交回復で中国旅行が一躍クローズアップ(写真は上海の黄浦江)一方, 日中共同声明により日華条約が失効したことから,台湾旅行が混乱に陥った。そのため,JATAは緊急に海外旅行委員会を開き,対応策を検討したが,なかには即座に台湾旅行の全面中止を発表したところもある一方,従来どおりのやり方を貫く業者もでるなど,声明発表直後の業界はしばらくの間,混乱状態となった。しかし, この混乱は10月2日,台湾交通部観光事業局が出したTATA(台北市旅行商業同業公会)への通達によって, ひとまず収拾されることになった。続々とホールセーラー宣言ブランド戦争に突人1972年は,年間旅券発行数が100万件の大台に乗り,対前年比25.3%増の108万8,697件を記録した。このうち観光目的が85.1%に達し,数次旅券も55.1%と過半数を超えている。この年の海外旅行者数は139万2,045人で,対前年比45%増レ「ホリデイツアー」,「マッハ」など,ホールセール商品相次ぎ登場(1月~)>運輸省が, JATAと全旅協を「旅行業協会」に指定(4月)レJATAと観光労連が初の懇談会開催(6月)レSSTコンコルドが飛来(6月)>運輸省が国内航空の事業分野について,3社に通達(7月)レDC-10, L-1011がデモ・フライトで飛来(7月)>第1回「一般旅行業務取扱主任者試験」(10月)旅行業界重大ニュースIIび削豫鶴鼈顧膠藤「= :等輪|・