学校法人トラベルジャーナル学園・ホスピタリティ ツーリズム専門学校(旧トラベルジャーナル旅行専門学校)はこのほど、東京港区六本木のザ・リッツカールトン東京で「ホスピタリティ体感セミナー」を実施した。高校・大学・日本語学校の教育関係者や教育情報発信業者など150名が参加した。同校では「相手の立場に立って自ら考え、行動する」ホスピタリティを学校理念として人材を育成。今後は旅行業界やホテルなどをはじめとするサービス産業界を中心に、この理念の一層の浸透を目指していく考えだ。

ホスピタリティ ツーリズム専門学校は開校35年目にあたる今年4月から校名を現名称に変更。94年から学校基本理念を「ホスピタリティ」に置き人材教育を行う一方、日本ホスピタリティ学会、日本ホスピタリティ推進協会などを発足させ、理念普及や日本のサービス業向上に務めてきた。

今回のセミナーではホスピタリティへの取り組みが最も進んでいると言われるザ・リッツ・カールトン東京の人材開発部長、桧垣真理子氏がリッツのホスピタリティに対する考え方や取り組み、またそれを可能にする仕組みなどについて講演。「ホスピタリティは心のこもったもてなしに尽きる。これが世界に150軒を展開するリッツ共通の価値観。それを具現化するモットーは紳士淑女をもてなす従業員も紳士淑女であること。われわれはサーバントではなく、サービスのプロフェッショナルである。そのためにもエンパワーメントつまり従業員が自分で判断し行動する力を身につけることが需要だ」などとと語った。

また同校玉本太平教務部長は同校学生の地域活動などの例を挙げながら「小さな満足のつみ重ねが人への思いやりや“自ら考え行動する”ことに繋がっている」と語り、教育カリキュラムの成果を発表した。

同校東條仁英校長は「ホスピタリティの理念は旅行業界はじめ、ホテル、ブライダル業界などを含め、全てのサービス業、人間的な面でも土台となるもの。この理念を今後さらに広めることで、社会的にも貢献して行きたい」と話している。